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ホーム日本のジャズ (JAZZ IN JAPAN)スタイリッシュでコク旨な、陰影に富んだ哀愁ギターのダンディズム CD 内山 覚 SATORU UCHIYAMA / ON THE MORNINGSIDE
商品詳細
★武蔵野音楽学院と米バークリー音大に学び、1990年代初期より、音楽講師を務める傍ら福岡とニューヨークを行き来しつつ多方面で幅広く活躍してきたギタリスト:内山覚(1966年生まれ)の、初のフル・アルバム。2008年1月NYブルックリン録音。編成はカルテット。

★適度に肉厚でコク味の利いた、弾力感ある滑らかな豊潤(プチ団子風?)トーンでの、陰影深いブルージーな鋭敏アクション・プレイが颯爽と、哀愁豊かに小気味よく座を飾った快投編である。

★今日流ハード・バップ・ジャズの正統スタイルに乗せた、歌心とスイング感を先ず真摯に重んじるストレートアヘッドな躍動型リリカル奏演が、輪郭も明瞭にイキイキと歯切れよく展開してゆき、録音意匠〜トータルな音響設計も含め、全体に一定のスタイリッシュな美学っぽさ(こざっぱり整ったダンディーなソフィスティケーション)が維持された快適な道程の中で、主役ギターの、機動的でいて「キメ」のセンスに長けた構成力抜群のソロがデリシャスに冴え渡っている。

→根底にはブルース由来の吟醸的ソウルを絶えず精悍に脈打たせながら、細かく角折れしてゆくような硬派なバップ・イディオム・アクションや、アーシー感を強めたハードボイルド&スモーキーな凛とした夜想的スイング節(オクターヴ技も的確に活用)、軽妙に小唄情緒を表したマイルド風味の寛ぎメロディアス・プレイ、などの熟達芸で伝統派たる渋旨な魅力を存分に揮う一方、わりかしポップな(ロック的?)歌謡フレージングやインパクトあるエフェクター活用、といったコンテンポラリーな要素〜持ち味も一部で効果的に使って見せる、何げに懐の深そうな安定感(&包容力)充分の鳴音キャラが実に素敵。モード系の王道流儀を基本としつつ、パウエル的な硬質バップ語法や粋筋のファンキー技も絶妙に混ぜ込んでくる、ピアノ者の弾みのいい健闘ぶりを始め、サイド陣にも結構ふんだんに見せ場が振られて、色とりどりに飽きさせず楽しませる。

1.On The Morningside
2.77th Park Drive #B
3.Blue In Green
4.MILONGA
5.K.M.T Blues
6.The Professer
7.Tenderly
8.A Fruit Of Mao Mao
9.KUBA
10.Tennessee Waltz

内山 覚 Satoru Uchiyama(guitar)
野瀬 栄進(piano,el-piano)
David Ambrosio(bass)
武石 聡(drums)
Eliot Zigmund(drums on 3,6,7)

2008年1月2日,3日NYブルックリン録音

在庫有り
国内自主製作CD

スタイリッシュでコク旨な、陰影に富んだ哀愁ギターのダンディズム CD 内山 覚 SATORU UCHIYAMA / ON THE MORNINGSIDE[SABR 1002]

販売価格: 2,800円(税込)
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