★キャリア豊富なスイング派クラリネットの逸材A・ヴァシェの、今回は人気者H・アレンとコンビを組んだ一編。
★至極単純明解でパワフルなスイング・ジャズ・スタイルの抒情派セッションが決め込まれるが、2リードのアンサンブル・ハーモニーにはアレンジ物っぽい周到な設計意匠が感じられたり、とその興趣は中々に多彩。
★硬くシャープに引き締まったトーンで奔放なインプロヴァイザーぶりを発揮するヴァシェの大奮闘が、ハードバップ並のスリリングな激動的エキサイトメントを演出し、ヒギンズの作法正しくイキのいい職人肌なサポートも的確。そうした中、アレンのts吹奏がこういう楽想のセッティングではゲッツというよりもレスター・ヤング然と渋〜く響いてくる、辺りが何ともニクイ魅力のポイント。
1.Lover Come Back to Me
2.Jive at Five
3.Lake Ponchartrain Blues
4.Allan & Allen
5.Where Are You
6.What Can I Say After I Say I'm Sorry?
7.Straighten up and Fly Right
8.You Go to My Head
9.Tickle Toe
10.Corcovado (Quiet Nights)
11.Ben's Blues
12.Do Nothin' till You Hear From Me
13.Stealin' Apples
Allan Vache(clarinet,leader)
Harry Allen(tenor saxophone)
Eddie Higgins(piano)
Phil Flanigan(bass)
Eddie Metz(drums)
年
2001年 作品
在庫有り
CD