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商品詳細
★デンマーク-コペンハーゲンを拠点にしての演奏活動も早35年になる、カルトな人気の独創肌日本人女性ピアニスト:平林牧子(1966年東京都生まれ)の、今回は、フレドリク・ルンディン(ts,m-ss)をフィーチュアしたワンホーン・カルテット=Weavers(以前にもこの顔ぶれで吹き込みがあった)を率いての最新アルバム;自作曲集。

★怪しくダークにウネるベースや軽妙にスイングするドラムに導かれて、重低音を硬質に利かせたパーカッシヴ・タッチ・ピアノの幾分アブストラクトなところもあるダイナミズム攻勢または哀愁滲むメランコリック節や、ハード・ドライヴ感充分に渦巻きウェイヴを描くテナーのモーダル・バピッシュ咆哮、更には結構ライト&ソフトにきめ細かくさえずり鳴くメゾソプラノのブルージー吹奏、などが色彩感豊かに鮮度抜群の見せ場を繋いでゆく、全編独自な平林流の最新型モード・ジャズ世界が創出されてフレッシュに昂揚させ、奥深く感動させる好演内容。

★概ね現代ヨーロッパのアクティヴな抒情派路線の一典型たる、深遠風雅さとシャープなスリルの交差する憂きロマネスク妙演が敏活滑脱に展開してゆき、若干フリー寄りの不穏な抽象傾向と歌心溢れるヨーロピアン・リリシズムの趣が表裏を成した劇的道程の中で、ルンディン(ts)や平林(p)の伸びやかに跳躍するアドリブ妙技が、生々しくスリリングかつしっかりテイスティーに冴え渡って素晴らしい。

★ルンディン(ts)の、ヤン・ガルバレク辺りに底通する深山幽谷のムードを呈した吟遊牧歌詩人っぽい唸り唄いぶりであったり、フリーキー・トーン交じりの激烈な絶叫であったり、モード系バップの正統らしいドライヴィング・ブロウであったりと、局面に応じて自在に筆致を転じて大河的ストーリーを描き出す泰然悠然たる吹鳴のあり様が、一座の花形役を堂々と担いきって芳醇なる魅力を放っており、

→かたや平林(p)の、ハンコックやエヴァンスの流れを汲んだモーダル・リリカル派のオーソドックス・スタイルから、P・ブレイ辺りとは又違った暗黒虚無の心象スケッチ的な妖艶メディテイティヴ浪漫表現、加えて、クラシックや現代音楽(もしくはフリー派)に寄ったニガみ濃いソリッド殺陣ワザまで、先ずはルンディンを主役スターとして盛り立てながら結構奔放に変幻ぶりを見せる"魔"を孕んだ立ち働きがまた、作曲面の瑞々しい煌めきとともに眩い妙味を揮っていてこれも絶品。

Side A:
1. High Tide (5:52)
2. Weightless (5:15)
3. Darkness And Light (6:02)
4. Red (4:11)

Side B:
1. Up River (5:03)
2. Gifts (3:49)
3. Ghosts (5:12)
4. Surely (3:54)
5. Echoes (6:36)
*all compositions by Makiko Hirabayashi, inspired by the music of Georg Friedrich Handel 

Fredrik Lundin (tenor saxophone except A-2, A-3) (mezzo soprano saxophone on A-2, A-3)
Makiko Hirabayashi 平林 牧子 (piano)
Thommy Andersson (bass)
Bjørn Heebøll (drums, percussion)

2023年10月12,13日デンマーク-コペンハーゲンのThe Village Recording録音

レーベル:Yellowbird (Enja分派)

在庫有り
輸入盤LP(限定生産)


奥行き豊かな深山幽谷の趣を湛えたヨーロッパならではの吟遊牧歌的ロマンティシズム傾向にダークなアブストラクト要素も微量加えられた平林独自のピリッとしたモード・ジャズ世界 輸入盤LP(限定生産) MAKIKO HIRABAYASHI WEAVERS 平林 牧子 / GIFTS[ENJ 9861LP]

販売価格: 3,980円(税込)
数量:
商品情報
ENJA

★東京生まれのピアニストで作曲家の平林 牧子は、コペンハーゲンを拠点に30年以上活動している。

★ギリシャ北西部にある同名の修道院からインスピレーションを得た前作のトリオ・アルバム『メテオラ』に続き、ウィーバーズ・カルテットと共に録音された『Gifts』は、深く個人的な音楽的回顧録としての役割を果たしている。

★東京と香港で育った平林 牧子は、クラシックの器楽教育を受けた後、アメリカのバークリー音楽大学でジャズへの愛に目覚めた。 2023年、ピアニスト&コンポーザーとして国際的に高く評価された結果、ハレ/ザーレのヘンデル音楽祭のための作曲依頼を受けることになる。母親が合唱団員として毎年ヘンデルの「メサイア」公演に参加していた記憶をたどり、ヘンデルへ一歩踏み込んだ解釈による柔軟なアプローチで、その音楽的才能を再確認させてくれる。(メーカーインフォ)

Recording engineer : Thomas Vang
Mixed by August Wanngren
Mastered by Thomas Eberger and Sofia von Hage at Stockholm Mastering
Cover artwork by Eiichi Hirabayashi
Cover design by Sascha Schwegeler
Photography by Jonas Lyngdam
Produced by Makiko Hirabayashi
Executive producer : Werner Aldinger