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ホーム2025年4月REVIEWパッショネートでいて絶妙にレイドバックしてもいるスマートなモーダル・ピアノ以下各人の腰の据わった燃えっぷりが清々しい現代2管ハード・バップ会心の一撃! 輸入盤CD MARIUS VAN DEN BRINK マリウス・ヴァン・デン・ブリンク / LIVE AT DIZZY'S CLUB
商品詳細
★母国オランダのアムステルダムでの活動を経て米ニューヨークへ拠点を移し、既にリーダー・アルバムも幾つか発表していた新世代モダン・ピアノの実力者にして優れたコンポーザー:マリウス・ヴァン・デン・ブリンクの、メンバーの入れ代わりの若干ある2管クインテットを基本としての、NYマンハッタンのDizzy's Club(ジャズ・アット・リンカーン・センター内)でのライヴ編。

★息の合ったメロウ&スタイリッシュな2管アンサンブルが爽やかに響き、キレのあるソリッド・タッチのピアノがブルージー・テイスティー&モーダル・エモーショナルに熱を帯びつつ躍動して雄渾の魅力を発揮、また、バップ・フレイヴァーの強いトランペットやアーシーなテナーらの活躍も各々ダイナミック・グルーヴィーに濃く際立った、加えてベース&ドラムの精巧で揺るぎなく何げにハイテクニカルな猛烈スイングぶりもノリとスリルを頼もしげに高めて、トータルとしては至ってオーソドックスな現代2管ハード・バップの本道をまっしぐらに突き進むスカッとした快投が続き大いに胸躍らせてくれる清々しい会心打内容。

★旋律や和声の美と安定律動的ノリのよさを何より大切にし、ブルース・フィーリングやバップ・スピリットそしてモード由来のパッショネートさも巧まず豊富に備わった、あくまで親しみやすい娯楽活劇調のメロディック&スウィンギンな今日流ポスト・バップ熱演が、ライヴらしくジワリジワリと生々しい煮え立ちを見せる感じで精悍に、エネルギッシュに展開してゆき、マット・ペンマン(b)やウィリー・ジョーンズ3世(ds)の全く非の打ちどころなく実に芸の細かいパーフェクトなバックアップも絶えず眩く光る中で、スマート&ジェントルなゆとりと品格が身上のヴァン・デン・ブリンク(p)始め銘々の、腰を据えて伸びやかに完全燃焼しながら微妙にレイドバックした趣もあるソロ活躍が、メリハリの利いた盛り上がりを呈して壮快だ。

★ヴァン・デン・ブリンク(p)の、大凡はマッコイやハンコックの成果を踏まえつつそれを敢えて淡泊にソフト化した、とでも云えそうな、情熱を多分に孕むも表面上はいい意味でクールに醒めたワンポイントの余裕やドレッシー感を絶やさず、爽涼さをもって流麗に筆を滑らせてゆくモーダル・アクションが独特の軽やかな妙味を揮っていてイカしており、基本的には正統派のメインストリーマー気質だがソロ・ピアノで奏されるバラード調の#6辺りではヨーロピアンらしい甘美なロマンティスト面も垣間見られたりと、適度に振り幅・引き出しを有した弾鳴のあり様は飽きのこない清新な魅惑性に溢れる。

★サイドでは、ステイシー・ディラード(ts,ss)のソウルフルな吟醸感と荒っぽくワイルド&アグレッシヴな暴れ倒し力を併せ持った立ち回り攻勢がとりわけ傑出している他、前半に登場して幾分か柔和な個性を放つNoah Halpern(tp)と後半に現れグループ全体のシャープ化に一役買うピリッとしたショーン・ジョーンズ(tp)の2トランペット対比も中々興趣濃やか。

1. Introduction (m.c. only)
2. Dom's Groove
3. New York Knock
4. Margot
5. The Lion (p-b-ds trio)
6. In Greece We Drink (solo piano)
7. JIN
8. Camara
9. Camara (reprise)
*all compositions by Marius Van Den Brink

Noah Halpern (trumpet on 2, 3, 4)
Sean Jones (trumpet on 7, 8, 9)
Stacy Dillard (tenor saxophone on 2, 3, 7, 8, 9) (soprano saxophone on 4, 8)
Marius Van Den Brink (piano, composition except 1)
Matt Penman (bass except 1, 6)
Willie Jones III (drums except 1, 6)

2023年3月10日,11日米ニューヨーク市マンハッタン区Jazz at Lincoln Center内のDizzy's Clubでのライヴ録音

レーベル:自主製作

在庫有り
輸入盤デジパック仕様CD




パッショネートでいて絶妙にレイドバックしてもいるスマートなモーダル・ピアノ以下各人の腰の据わった燃えっぷりが清々しい現代2管ハード・バップ会心の一撃! 輸入盤CD MARIUS VAN DEN BRINK マリウス・ヴァン・デン・ブリンク / LIVE AT DIZZY'S CLUB[MVDB 2501]

販売価格: 2,700円(税込)
数量:
商品情報
海外自主制作盤

★NY在住の新進気鋭のピアニスト、マリウス・ヴァン・デン・ブリンクが放つクインテットによる白熱のライヴ盤。

★MARIUS VAN DEN BRINKについて (本人のHPから引用)
マリウスはPathways to Jazz Awardsの受賞者である。 アムステルダムからニューヨークのブルックリンに拠点を移したマリウスは、ジェフ'テイン'ワッツ、ジョエル・フラーム、ウィリー・ジョーンズ3世、イングリッド・ジェンセン、アラ・ディンクジャン、ショーン・ジョーンズ、ヘイリー・ラインハート、バードランド・ビッグバンド、トンクンストラー・オーケストラといった有名アーティストと共演し、レコーディングを行ってきた。マリウスは、リーダーとして、またサイドメンとして、ノー・シー・ジャズフェスティバル(ロッテルダム)、バードランド・ジャズクラブ(ニューヨーク)、GroudUpフェスティバル(MIA)、スモールズ・ジャズクラブ(ニューヨーク)、ディジーズ・クラブ(ニューヨーク)、ソニー・ミュージック・ホール(ニューヨーク)、クレタン・ワールド・ミュージック・フェスティバル(ギリシャ)、メズロー(ニューヨーク)、ジャズフォーラム、ビムハウス(アムステルダム)などの世界的なステージで演奏している。

Recorded by Jamie Macomber
Mixed and Mastered by Dave Darlington at Bass Hit Recording
Album photography by Anna Yatskevitch
Album artwork by Mariana Meraz
Produced by Marius Van Den Brink and HighLine Music NYC
Published by HighLine Music NYC

■録音:Recorded by Jamie Macomber, Live at Dizzy’s Club, Jazz at Lincoln Center on 3/10/23 & 3/11/23
■Mixed and mastered by Dave DArlington at Bass Hit Recording,NYC