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ホーム日本のジャズ (JAZZ IN JAPAN)【送料込み価格設定商品】 優しくメロウ・ムーディーな寛ぎバラード演唱の中にリアル・ジャズならではの粋渋グルーヴ感やブルースの旨味も巧まず浮かび上がる熟成された和流抒情派ヴォーカルの逸品 国内自主製作CD 山口 葵 AOI YAMAGUCHI / RECOLLECTION II リコレクション II 花のおと 〜Melody of Flowers〜
商品詳細
★東京でビッグ・バンド歌手やソロ・シンガーとして暫く活動(プロ・デビューは1990年)した後、2001年以降は出身地の福岡を拠点に益々精力的な活躍を続けて来、これまでにリリースしたアルバム群がいずれも好評価を得ていたキャリア豊富なジャズ・ヴォーカルの実力者:山口葵の、5年ぶりとなる通算8作目の最新リーダー・アルバム。編成的にはピアノとのデュオをメインに、途中ギターやパーカッション、キーボード、ベース、ドラムが加わったり、終盤のボーナス・トラック扱いの2曲ではストリング・カルテットが参入したりの転回もある。

★落ち着いた安定感としなやかな張りのある、そして潤いと旨味を豊富に含んだ中音域の端麗ヴォイスが、一語一句・一声一声に丹念に情感を込めて切々と語りかけるような、しかも言外にジャズ・ヴォーカルならではの粋渋なグルーヴ感やブルース・テイストを仄かに匂わせた、基本はあくまで柔和な抒情指向のリラクシング演唱を一貫して丁寧に、繊細に綴って、優しい中にも背筋の伸びた凛々しさも感じさせる包容力充分の感動的な華を成し、折り目正しくクーリッシュで爽やかかつ長閑なピアノの調べ(前半)或いは音数を絞り節度をもって幾分控えめに効果的な"音響"を織り成すピアノのムーディー弾奏(後半)、もノリと寛ぎを的確に高めた、全体を通じ主役歌手の巧まず漂わせる誠実真摯な歌曲への謙虚さ・敬虔さ、そして熟成感や母性に心地よく包み込まれる思いの和やか編となっている。

★概ねバラードを基調としたインティメイトでメロウ&センシティヴなしっとり感溢れる「サロンで休憩気分」の、しかし同時に身なりはキチンと整っていそうなエレガンスにも事欠かぬテンダー&ファンタジック・ドリーミーな行き方が続き、フェビアン・レザ・パネ(p)の爽涼でいておおらかなノリのよさも備わった滑脱ワザ、並びに堺敦生(p)の慎重に一音一音を選ぶ風な端正なプレイ、の2ピアノ対比にも妙味がある一方で、山口(vo)の終始ブレずにいい意味でマイペースを保った語り口が、確固として余情豊かに冴え渡っており素晴らしい。

→曲により、もしくは場面によって英語と日本語を使い分ける辺りにも山口流の劇的必然性がしっかり見て取れ、温もりとテンダネスに満ちたまろやかな寛ぎスタイルを基本身上としているものの、声そのもの(或いは英語の発音に顕れる独特の鋭い緊張感とか)の醸し出すジャズ・ヴォーカリスト特有の結構硬派なグルーヴィー&テイスティーさやシャープネスが奏効して、トータルなアウトラインとしてはウォーム&ソフト・スウィートでいてキリッとしたソリッド感や強堅で揺るぎない伸張力もさりげなく備わった、中々歯応えある半ば吟醸的な歌声キャラが粛然と立ち現れていて説得力も抜群だ。

01. 黄昏のビギン
02. ひまわり Sunflower
03. Getaran Jiwa
04. 一本の鉛筆
05. カナリア Canary,Canary
06. あの日に帰りたい
07. ゴンドラの唄 Barcarole
08. 燃える秋 Glowing Autumn
09. Anywhere The Heart Goes
10. ハナミズキ
(↓bonus tracks)
11. 広い河の岸辺 The Water Is Wide
12. 庭の千草 The Last Rose Of Summer
*アーサー・ビナード / 久屋 孝夫, 山口 葵 (訳詞)

山口 葵 Aoi Yamaguchi (vocal)
フェビアン・レザ・パネ Febian Reza Pane (piano on 01-04, 11)
堺 敦生 Atsuo Sakai (piano on 05-10) (possibly electric piano & keyboard on 06)
伊丹 雅博 Masahiro Itami (acoustic guitar & electric guitar on 05)
Unknown (percussion on 06)
Unknown (bass? on 06)
Unknown (drums on 06)
川村 竜 (bass on 11)
野沢 宏信 (drums on 11)
真部 裕 (violin on 11, 12)
石橋 尚子 (violin on 11, 12)
渡部 安見子 (viola on 11, 12)
四家 卯大 (violoncello on 11, 12)
香取 良彦 Yoshihiko Katori (arrangement & director on 11, 12) (vibraphone?=但し聞こえない on 11?, 12?)

Studio Tanta(東京都渋谷区富ヶ谷)(01-04),Studio Dede(東京都豊島区上池袋)(05-12)録音
2024年日本作品

レーベル:Office Flora Corporation (自主製作)

在庫有り
国内自主製作W紙ジャケット仕様CD
※このCDのみご購入ご希望の場合は、送料込み価格3,850円になります。

★音楽好きの一家に生まれる。14歳から兄の影響でジャズを聴き始め、独学で学ぶ。オスカー・ピーターソンのピアノイントロを耳コピーするような子供時代。16歳で地元のビッグバンドと共演して以来、リアルなステージは1000箇所超、オーディエンスは累計23,000名を超える。16年間で1300名の後進を直接指導。これまで4度の単身渡米、通算6枚のリーダーアルバムを全国発売。
★NYのマンハッタン音楽院等で教鞭をとるNancy Marano氏に師事。帰国後、世界的に活躍するピアニストBill Mays氏と2枚のCDを制作。ジャズを出発点としシャンソンやラテン、「赤とんぼ」「子守唄メドレー」「ゴンドラの唄」など日本の童謡・唱歌、訳詞も取り入れ、聴く者を一瞬で別の時空間に連れていく。「初めて聴いた瞬間に涙があふれました」「素晴らしい構成!これぞ大人のライブ」「人生変わりました」など、聴く者の胸に宿る原風景を思い起こさせる低音域、倍音豊かな「声」で人々を魅了する。
★福岡市出身。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。2018年現在、国内ジャズボーカルコンテスト最多受賞記録保持者。

【送料込み価格設定商品】 優しくメロウ・ムーディーな寛ぎバラード演唱の中にリアル・ジャズならではの粋渋グルーヴ感やブルースの旨味も巧まず浮かび上がる熟成された和流抒情派ヴォーカルの逸品 国内自主製作CD 山口 葵 AOI YAMAGUCHI / RECOLLECTION II リコレクション II 花のおと 〜Melody of Flowers〜[AY 0008]

販売価格: 3,850円(税込)
数量:
商品情報
Office Flora Corporation

山口葵 8thアルバム「RecollectionII〜花のおと」

★山口葵5年ぶりのフルアルバム、日本の懐かしいナンバーや海外の曲を、新しいアレンジでカバーする「Recollection」第2弾は、隠れたジャズの名曲やオリジナルの訳詞も加え、山口流にお届けします。

★サポートは、ピアノにフェビアン・レザ・パネ、堺敦生 ギターに伊丹雅博という、ベテランの名手揃い。また、詩人アーサー・ビナード(2001年中原中也賞受賞)や山口自身も訳詞を手がけています。

★ジャケットには山口の念願であった、日本画家の川村愛氏の作品を使用しています。

Recorded at Studio Tanta(#1-5)/Studio Dede(#5-12)
Recorded@Studio Dede 吉川 昭仁・松下 真也
ライナーノーツ:山口 葵