CATFISH RECORDS

★2023年6月に82歳で惜しくもこの世を去ったフリージャズ界を代表するドイツのサックス奏者ペーター・ブロッツマン率いるカルテットが2023年2月10日と11日にロンドンのカフェ・ オトに出演した際のライブ音源が初出。

★OTOROKUからピーター・ブロッツマンの最後のコンサートを発売できることは大変光栄です。2023年2月にピーターを Cafe OTO でのレジデンシーに招待したとき、これが彼の最後のショーになるとは思ってもいませんでした。彼の演奏はあまりにも力強く、彼が二度と公の場で演奏することはないだろうと、その場にいた誰もが信じられなかったでしょう。

★2夜にわたって録音されたこのグループは、ビブラフォンのジェイソン・アダシェヴィッツ、ベースのジョン・エドワーズ、ドラムのスティーブ・ノーブルで構成されており、特に Cafe OTO に共鳴し、個人的な印象を受けます。ピーターがこの会場で初めて演奏したのは 2010年で、ジョンとスティーブとのトリオでした (The Worse The Better としてリリースされ、社内レコード レーベルの立ち上げにつながりました)。そのため、彼がここで演奏した最後のショーも、そのトリオを中心に据えるべきだと感じています。

★このカルテットが最後にOTOで演奏したのは2013年(OTOROKUからMental Shakeとしてリリース)で、ブロッツマンはグループの復帰を「戻ってこられて嬉しいです」と謙虚に言い、すぐにアルト・サックスの長いブラストに突入し、アダシェヴィッツ、エドワーズ、ノーブルの容赦ないエネルギーと熱意がすぐにそれに応えました。

★ブロッツマンの演奏には、このスモール・グループ(3世代にまたがる)に特有の、そしてまるで我が家のように感じられる空間に感じられる優しさの瞬間があります。もちろん、目がくらむような力強い一心不乱の演奏もありますが、シンバルのスプラッシュとビブラフォンのせわしないクラスターの容赦ないコーラスの中でも、叙情的で広々とした瞬間が味わわれ、保持されています。グループが初めてOTOを訪れたときの最後に彼が述べたように、「カルテットは私たちにとって素晴らしい冒険です。」

★ピーターは最後まで演奏したかったのは明らかです。これが最後の公演になるかもしれないと知っていたのでしょうか? 知る由もありません。はっきりしているのは、彼が自分の思い通りに、そしてスタイリッシュに逝きたかったということです。当時会場にいた人や、これらの録音を聴いている人にとっては、彼がそれを成し遂げたことは明らかです。

★これらの録音を公開することがピーターの希望であり、亡くなった週にはカバー・デザインを完成させる予定でした。この素材をリリースするというピーターの希望をかなえるために協力してくれたピーターの家族に感謝しますが、何よりも、ピーター本人に、素晴らしい思い出、寛大さ、そして音楽に与えてくれたすべてに感謝したいと思います。私たちにとって、そして他の多くの人々にとって、彼は非常に大きな存在であり、私たちは彼をとても恋しく思っています。

★ライヴ音源は、2枚組CDの完全版と2枚組LPの特別編集版としてリリースされます。どちらもピーター・ブロッツマンとUNTIETによるアートワークが特徴で、ダヴィド・ラスコウスキーによる写真も掲載されています。

↓CDの収録予定曲です。
2枚組LPは編集されCDより収録時間が少なくなる予定です。
1.Part 1
2.Part 2
3.Part 3
4.Part 4

PETER BROTZMANN (TENOR SAXOPHONE)
JOHN EDWARDS (BASS)
STEVE NOBLE (DRUMS)
JASON ADASIEWICZ (VIBRAPHONE)

★2枚組LP バージョンは、両夜に演奏された音楽の編集版です。リバースボードのアウタースリーブ(光沢のないマットな仕上がりの質感)に印刷され、ゲートフォールド 12インチでリリースされ、Dawid Laskowski によるレジデンシーの写真が掲載されたプルアウトが付属予定。(レーベルインフォより)

御予約商品
2枚組LP
入荷予定時期 : 2025年3月上旬 受注締切 :2024年12月22日
※発注先案内の入荷時期を記載しておりますが、入荷時期は予告なく変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。