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ホーム2024年12月REVIEW未発表発掘!武骨で質実剛健なるダイナミック・テナー咆哮と熱血パッションみなぎったシーツ・オブ・サウンド的ピアノの攻勢が荒々しく見せ場を競い合う大興奮の充実絶頂ライヴ1966!!! 国内盤2枚組CD McCOY TYNER, JOE HENDERSON マッコイ・タイナー、ジョー・ヘンダーソン / FORCES OF NATURE : LIVE AT SLUGS'
商品詳細
★マッコイ・タイナー(p)(1938年米ペンシルヴェニア州フィラデルフィア生まれ、2020年ニュージャージー州で死去)とジョー・ヘンダーソン(ts)(1937年米オハイオ州ライマ生まれ、2001年カリフォルニア州サンフランシスコで死去)、という、Blue Noteのスタジオ・アルバム等で幾度も共演を重ねていた、1960年代の所謂新主流派〜モード・ジャズを代表する人気スター2人がガッチリと組み合った、ヘンリー・グライムス(b)&ジャック・ディジョネット(ds)を伴ってのカルテットによる、1966年米ニューヨークのジャズクラブ:スラッグスで録られていた未発表ライヴ音源の発掘・初ディスク化。

★分厚く重みがあってハード・ドライヴ感にも溢れた中々ゴツげな鳴り様を呈するテナーの、烈しく渦巻きながら叫び吠えるダイナミック・スウィンギン咆哮が生々しい切迫感を伴って質実剛健の堂々たる魅力〜男気を放ち、キレのある骨太堅牢タッチで音数多く熱気も全開に攻め立ててくるピアノのパッショネートかつ結構アーシーな疾駆突進ぶりも、これまた圧倒的気魄で濃い口の存在感を際立たせた、太く敏捷にウネるベースや豪放さと精確さを併せ持ったシャープなドラムらの活躍も含め、全般に四者が一丸となって明日はないかのように悔いなく迷いなく完全燃焼するその様が只ならぬ昂揚感と旨味を齎す、問答無用でノックアウトされる思いの壮快な敢闘内容。

★モーダル・アグレッシヴな熱血アクションの迫真力とブルージー&ソウルフルな歌心そして強行突破力もみなぎった猛烈なスイング感、が全体を貫く娯楽活劇路線の一典型を示した硬派で雄々しくスケールのデカいひたすらタフな渾身の驀進!、が屈強に、意気軒昂に展開してゆき、ワイルドかつ精細に波打つグライムス(b)や前のめりの勢いに溢れながら鋭く抑えも利かせるディジョネット(ds)、らのバックアップも鮮やかにツボにハマッたスカッと胸躍る道程の中で、ヘンダーソン(ts)とタイナー(p)の全身全霊でぶつかるリレー・バトルがアツすぎてちょっとヤバイぐらいの盛り上がりを見せており、全くゴキゲンだ。

★ヘンダーソン(ts)の、スピーディーに疾走する局面では概ねコルトレーンの影響下にあるモード色濃くエネルギッシュな逞しい立ち回りブロウを炸裂させるが、しかしコルトレーンよりもドライでスピリチュアルと云うよりはハードボイルドな、ニガみと陰影に富んだ独自のヘンダーソン流儀がシッカと確立されている辺りも見事で、またブルースを歌うところではロリンズに接近した丸みあるマイルド・メロディック節に転じて座を和ます、といった具合で何げに振り幅大きく懐の深そうな吹鳴のあり様はコクがあって説得力も満点。かたやタイナー(p)の、一座の花形ポジションはヘンダーソンに譲ってわりかしマイペースで粛々とシーツ・オブ・サウンドの探究に勤しみ、ブルース・ナンバーでは意表を衝いて粋でイナセなファンキー・フレーズをも繰り出して見せる適度にドラマティックなその立ち働きも、余情豊かで快調そのもの。

Disc 1:
1. In ‘N Out
2. We'll Be Together Again

Disc 2:
1. Taking Off
2. The Believer
3. Isotope

Joe Henderson (tenor saxophone)
McCoy Tyner (piano)
Henry Grimes (bass)
Jack DeJohnette (drums)

1966年米ニューヨークのSlugs'(スラッグス)でのライヴ録音

レーベル:Blue Note

在庫有り
2枚組国内SHM-CD
英文ライナー翻訳付



未発表発掘!武骨で質実剛健なるダイナミック・テナー咆哮と熱血パッションみなぎったシーツ・オブ・サウンド的ピアノの攻勢が荒々しく見せ場を競い合う大興奮の充実絶頂ライヴ1966!!! 国内盤2枚組CD McCOY TYNER, JOE HENDERSON マッコイ・タイナー、ジョー・ヘンダーソン / FORCES OF NATURE : LIVE AT SLUGS'[UCCQ 1213]

販売価格: 3,500円(税込)
数量:
商品情報
Blue Note

★マッコイ・タイナーとジョー・ヘンダーソンによるカルテットが、1966 年にニューヨークのスラッグスというクラブで行った公演を実況録音した未発表発掘音源がリリース!

■本作は、タイナーとヘンダーソンがベーシストのヘンリー・グライムス、ドラマーのジャック・ディジョネットとともに、1966 年にニューヨークの失われたジャズの聖地、スラッグス・サルーンで行った公演を捉えたライヴ録音。それまでに『ページ・ワン』や『インナー・アージ』、『ザ・リアル・マッコイ』などブルーノートでの諸作で度々共演を重ねていたタイナーとヘンダーソンによるコンビと、アルバート・アイラーやドン・チェリーとの共演で名高いグライムス、そして当時気鋭の若手だったディジョネットによる白熱の演奏がたっぷりと収録されている。

★フランシス・ウルフ、レイモンド・ロス、ロバート・ポリロによる貴重な写真や、ジェイソン・モラン、ジョー・ロヴァーノ、ジョシュア・レッドマン、クリスチャン・マクブライド、ナシート・ウェイツ、テリ・リン・キャリントンのインタビューもブックレットに収録された、充実の作品だ。

■伝説的なエンジニアであるオーヴィル・オブライエンによって録音されたというこの作品は、ディジョネットの個人アーカイブとして 60 年近く保管されていたという。本作について、ディジョネットは「たまたま、この組み合わせで当時スラッグスで演奏する機会が訪れた。これは本当に素晴らしいものになるだろうと期待していた。そして案の定、全員が明日はないかのように演奏した。幸運にも、素晴らしいスタッフが熱意と献身をもってこの素晴らしい音楽を録音した記録が残っている。これは珍しいことだ…この録音は、ミュージシャンが本当に演奏し、新しいことを熱心に模索し、実験していた時代と期間を表している。当時は非常にクリエイティブな時代だったよ。ミュージシャンたちはさまざまなことを試していたし、もちろんスラッグスのような会場では実際に演奏して技術を磨くことができた。当時、音楽は変化し、いわば、より探求的な音楽へと移行していた。そして、その環境がそうした探求を促したんだ」と語っている。

★ブルーノートの社長であり本作のエグゼクティヴ・プロデューサーも務めたドン・ウォズは、「1966 年のスラッグスでの特別な一夜の録音は、私たちを最も奥深いところまでワイルドな旅へと連れて行ってくれます。ヘンダーソン、タイナー、ディジョネット、そしてグライムスが、楽曲に書かれた裏通りや脇道のすべてを、時間をかけて探索しているかのようです。非常に特別な瞬間を垣間見ることができます」とコメントしている。(新譜インフォより)