★レギュラー・クインテットを率いて鉄壁のサウンドを響かせるストレート・アヘッドな快作。ロイの音色は端正かつエモーショナル。名曲「ストラスブール/サン・ドニ」を収録。
★器もデカい当代ジャズ・トランペットのトップ・スター:ロイ・ハーグローヴ(1969年テキサス州ウェイコ生まれ)の、アルト入りレギュラー・クインテットを率いての、また潔い真っ向姿勢の痛快作。2007年9月カリフォルニア州ロサンジェルス録音。
★歯切れよく抜けのいい、カラッとした陽光の趣と、ダーク&ブルーな都会的憂いっぽさ〜スモーキー感、を併せ持った味のあるトランペット・トーンでの、バップ&ブルースの伝統語法に沿いつつ明朗平易な歌謡フィーリングをフル投入した、全き正攻法の躍動的メロディアス・プレイが爽やかに座を飾った会心打編である。
★リズム・スタイルはオールラウンドに変移し、ポップな歌謡グルーヴ物っぽい親しみやすさ・ソフィスティケートさも適宜強調された、コンテンポラリー系ハード・バピッシュ・ジャズの本道然たる、根はリリカル指向の明るくハートフルな直球勝負快演が溌剌と続き、アレンジ・構成面にもさりげなくキッチリ行き届いた作劇的・美学的意匠の揮われる、概ね一定の落ち着きや風格を保った小気味よい道程の中で、各人の、曲想・場面に応じて純正ハード・バップや新主流派の典型ムードをも的確に醸成しつつの、勢いよく伸び伸びと歌い躍るストレートアヘッドなソロ敢闘が、開放感と旨味満点に清々しい盛り上がりを見せてゆく。
★主役トランペットの、ファンキー・ソウル(またはワイルドな情魂的エモーション)全開の熱っぽく豪快闊達な跳躍的アクション・ブロウや、一転、まろやかでクールな気品&懐深さを端正に揮った、含蓄も豊かな耽美的ロマンティック・バラード妙技、がダントツに瑞々しい華を成しており、一方アルト者の、渋くてイナセな生粋バップ風情と、よりハードに切迫したモード筋の激烈アグレッシヴさ、を巧く使い分けた機動ぶりも鮮度抜群。凛々しく潔し!の逸編。
↑発売時の当店キャプション
LP1
Side A
1. アイム・ナット・ソー・シュアー
2. ブラウン
3. ストラスブール/サン・ドニ
Side B
1. スターメーカー
2. ジョイ・イズ・ソロウ・アンマスクド
3. ザ・スティンガー
LP 2
Side C
1. ルージュ
2. ミスター・クリーン
3. スタイル
Side D
1. ディヴァイン
2. トゥ・ウィズダム・ザ・プライズ
3. スピーク・ロウ
4. 悲しき叫び (ライヴ)
ロイ・ハーグローヴ(trumpet,flugelhorn)
ジャスティン・ロビンソン(alto saxophone,flute)
ジェラルド・クレイトン(piano)
ダントン・ボーラー(bass)
モンテス・コールマン(drums)
2007年9月19日〜21日、カリフォルニアにて録音
※限定枚数に達しました時点で販売終了
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完全限定2枚組重量盤LP
2025年3月28日発売予定 受注締切 : 2024年12月18日