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ホーム日本のジャズ (JAZZ IN JAPAN)張りと厚みとキレのあるダイナミック・ブルージー・スウィンギン技ときめ細かくムーディーかつクール・メロウなリラクゼーション&哀愁浪漫描写の双方にさすがの熟成ぶりが示された吟醸ギターの極意 国内制作CD 岡安 芳明 YOSHIAKI OKAYASU / KENNY BURRELL IS FOREVER ケニー・バレル・イズ・フォーエヴァー
商品詳細
★ケニー・バレルに多大な影響を受けた今日の日本ジャズ界を代表する正統派モダン・ギターの最高実力者:岡安芳明(1962年東京都生まれ)の、凡そ4年半ぶりとなるこのニュー・アルバムは、ベースもドラムも入らない、安保徹のテナーサックス&吉田桂一のピアノとの変則トリオによる、岡安が今なお敬愛してやまないケニー・バレルにオマージュを捧げたバレル名曲集。

★きめ細かでシャープな尖り感とまろやかな流線形っぽさが自然に表裏一体化した、潤い&旨味にも富むセンシティヴ・トーンのギターが、クール・メロウなコードワークであったり張りとキレを強めた厚みあるダイナミック・アタックであったり、ダウン・トゥ・アースな黒っぽい吟醸ソウル溢れるイナセ節であったりの、一貫してブルースとバップに深く根を下ろした哀愁漂うメロディック・スインギー・プレイを流麗敏活に紡いで、ノリよくも含蓄豊かで懐深げな魅力を放ち、幾分掠れ気味のハスキーな音色でレイジー・スモーキーにちょっとけだるく憂さを映すテナーや、トータル・サウンドにソリッドかつ冷涼な風合いを齎す安定感ある堅牢ピアノ、らの活躍もそれぞれピタリと美味しくツボにハマッた、全体を通じゆったりとなごんだムードの抒情指向演奏が続いて心地よくも味わい濃く憩わせてくれる中々の極楽内容。

★インティメイトな和気あいあいのリラクゼーションが空間を支配し、歌心とスイング感に潔くポイントを絞った、ブルース&バラードを変らず基調とする燻し銀的醸熟感たっぷりのテンダー・バップ妙演が、節度をもって繊細かつ端正に展開してゆき、音場の底部をガッチリ支える吉田(p)やレイドバックしたややデカダンな唸り鳴きを太々と見せる安保(ts)、にもバランスよく見せ場が振られて絶妙の色彩感とメリハリが齎されつつ、彼らに頼もしく触発されて、座長である岡安(g)のリキみを解いた自然体調子で悠々と伸びやかに繰り出すアドリブ技が、大層コクのある雄々しくも風流な冴えを、熟成ぶりを示して全く素晴らしい。

→ドライヴのかかった歯切れのいい、そして分厚いダイナミズム表現や、クーリッシュに和声を歌うムーディーな寛ぎフレージング、じっくりと地の底へ降りてゆくような漆黒のアーシー・プレイ、どれをとってもケニー・バレルの流れをストレートに汲んだ骨太くしなやかな唄いっぷりが練達した絶好調のキレを見せていて実に鮮麗で、時折転回アクセント的に挿入されるウェス似の熱気を孕んだオクターヴ奏法や、通電せずアコースティックで通した#5での爽涼なるロマンティスト面、なども含めてその正に"粋渋の極み"たる弾鳴のあり様は旨さ格別、芳醇この上なし。

1. Sausalito Nights
2. Loie
3. Listen To The Dawn
4. Blues For Del
5. Blue Muse
6. Be Yourself
*all songs composed by Kenny Burrell except #1, #5 Kenny Burrell, Richard Lee Evans

岡安 芳明 Yoshiaki Okayasu (guitar)
安保 徹 Toru Ambo (tenor saxophone)
吉田 桂一 Keiichi Yoshida (piano)

2024年7月23日,24日Groove studio(千葉県松戸市)録音

レーベル:What's New

在庫有り
国内制作CD

張りと厚みとキレのあるダイナミック・ブルージー・スウィンギン技ときめ細かくムーディーかつクール・メロウなリラクゼーション&哀愁浪漫描写の双方にさすがの熟成ぶりが示された吟醸ギターの極意 国内制作CD 岡安 芳明 YOSHIAKI OKAYASU / KENNY BURRELL IS FOREVER ケニー・バレル・イズ・フォーエヴァー[GWNJ 2037]

販売価格: 2,880円(税込)
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商品情報
WHAT'S NEW

日本を代表するジャズ・ギタリスト岡安芳明が最も敬愛するケニー・バレルに捧げたケニー・バレル作品集!

★2020年4月発表のソロ・ギター第2弾『バラード・フォー・ザ・ナイト』に続く、岡安芳明にとって4年7ヶ月ぶりの新作。

★30数年前、『ブルーノート東京』で初めてケニー・バレルの生演奏を観て、驚きと発見、衝撃と感動を覚え、以来ずっと追い求めてきた。 編成はギター、テナー・サックス、ピアノという変則のトリオだ。共演の安保徹と吉田桂一。これまで岡安のリーダー作に何度も参加、岡安がもっとも信頼を寄せる腕の確かな真のミュージシャンである。

★ドラムとベースは不在だが、この3人で何度もリハーサルを重ね、試行錯誤を繰り返し、レパートリーも絞りこみ、バレルのオリジナル曲のみで構成することになった。今回、岡安が弾いたギターは、銘器ディアンジェリコ・ニューヨーカー(1949年製)。5曲目の「ブルー・ミューズ」のみ、アンプは通さず生音で収録している。 (新譜インフォ)

2024年7月23日,24日 Groove studio 録音
解説:後藤 誠

Recorded & Mastered by Keichi Sato
Produced by 岡安 芳明