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ホーム | MODERN JAZZ 楽器別 > VOCALメロウ・テンダー&クール・ソフトな優しいしっとり感と敏活でダイナミックなスイング&ブルース・センスを併せ持った基本はあくまで柔和で節度とゆとりある抒情派ヴォーカルのクリーンヒット 国内盤SACD-HYBRID仕様 GOLD-CD ALMA MICIC アルマ・ミチッチ / YOU'RE MY THRILL ユア・マイ・スリル
商品詳細
★1990年代前半、16歳の頃から地元ベルグラードでライヴ演唱を行い、2000年にアメリカへ移ってNYシーンで精力的に活動、CTAやWhaling City Soundから着々とリーダー・アルバムを発表して好評を得、最近ではエリック・アレクサンダーのCellar Music近作にゲスト参加して華を添えていた、セルビア出身のキャリア豊富な女性歌手:アルマ・ミチッチ(セルビア・モンテネグロ共和国=旧ユーゴのベルグラード生まれ)の、本盤は、E・アレクサンダー(ts)も4曲に登場する変動的スモール・コンボ体制での一編。

★繊細で折り目正しく清楚でクリーンな風合いとちょっぴり冷涼な透明感や潤いを湛えた、そして適度な厚みとしなやかな張りを呈するトーン高めの生鮮ヴォイスによる、濃やかに情感を込めて一つ一つのメロディーを慈しむようであり、と同時に巧まず備わった抜群のリズム感やブルース・フィーリングが奏効して、リアル・ジャズ・ヴォーカルらしいバピッシュなテイスティー・グルーヴィーさも過不足なくおのずと醸し出された、トータルとしてはあくまで肩の力の抜けた自然体調子を保ってのリリカル指向演唱が流麗に紡がれて、何ともフレッシュ&クールな煌めくが如き魅力を放ち、アーシー・バップの真髄を見せるピアノや吟醸ソウル溢れるブルージーなギター、豪快でダイナミックなテナーら、演奏陣のハード・バップ色濃い真っ向奮戦も旨味とグルーヴを的確に強化しきった、全体を通じ昔ながらの抒情派ヴォーカルの流れをストレートに汲んだ軽妙洒脱な快演が続いて小気味よくノセ、また憩わせる中々の充実内容。

★インティメイトな和やかムードと敏活なスイング感に貫かれた、ちょっとお洒落なラウンジでノリよく一服休憩する気分のマイルド&ハートフルな人情味溢れる行き方が聴かれ、1曲1曲は比較的簡潔にまとめられたテンポよく進む道程の中で、インスト勢のシャープ&ソリッドな迫真のハード・バピッシュ熱演に上手く触発されながら、しかしそのスタンスにはブレるところのない(→背筋は適宜自然に伸びているが気負ったところは微塵もない巧まざるバランスのとり様が絶妙!)アルマ・ミチッチ(vo)の真心こもった丁寧な歌い回しが、爽やかに感動を呼び込む瑞々しい冴えを見せて素晴らしい。

→基本的には米白人系リリカル路線の系譜上にある柔和でメロウ・テンダネス溢れる優しい語り節っぽいアプローチを根幹としていて、先ずはしっとりと清々しく寛がせ、そこへ声音そのもののスノーホワイトな涼気や張りの強さなどが加わってクール派にも似た"緊"の趣やキレのあるスウィンギンなバップらしさ並びにブルース傾向もごくナチュラルに添えられ、がアウトライン的には一定の節度とゆとりを保った軽やかで小粋な歌声キャラに破綻なく仕上げられる(但しラスト曲辺りでは一種の東欧的?フォーク・エスニックさも真摯に披露)、という、衒いやケレンを排した中に独自の瀟洒味を浮かび上がらせるそうした個性は説得力抜群だ。

★ダウン・トゥ・アースでソウルフルなコク旨さ全開のラレ・ミチッチ(g)や、一切手加減なく本気で主役の座を奪取しに行く(ちょっとムキになってる?)E・アレクサンダー(ts)らの敢闘も光る。

1. バイ・バイ・ブラック・バード Bye Bye Blackbird (Mort Dixon / Ray Henderson) 4:44
2. アイル・ビ・シーイング・ユー I'll Be Seeing You (Irwin Kahal / Sammy Fain) 3:25
3. イン・ア・センチメンタル・ムード In A Sentimental Mood (Duke Ellington) 4:04
4. マッド・アバウト・ユー Mad About You (Aaron Earl Livingston) 4:20
5. あの子は最高 Moja Mala Nema Mane (Traditional arr. Alma Micic) 3:01
6. マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ My One And Only Love (Robert Mellin / Guy Wood) 3:01 (vo & p duo)
7. いそしぎ The Shadow Of Your Smile (Paul Francis Webster / Johnny Mandel) 4:48
8. ユア・マイ・スリル You're My Thrill (Sidney Clare / Jay Gorney) 3:20
9. 黄色いマルメロ Zute Dunje (Traditional arr. Alma Micic) 5:54

Alma Micic アルマ・ミチッチ (vocal)
Rale Micic ラレ・ミチッチ (electric guitar on 2, 3, 4, 5, 8, 9)
Brandon McCune ブランダン・マッキューン (piano except 3, 8)
Alexander Claffy アレクサンダー・クラフィ (bass except 6)
Jason Tiemann ジェイソン・ティーマン (drums except 6)
Eric Alexander エリック・アレクサンダー (tenor saxophone on 1, 2, 7, 9)

2023年6月16日米ニュージャージー州イングルウッド・クリフスのVan Gelder Studio録音
(engineered by Maureen Sickler)

レーベル:Venus Records ヴィーナス・レコード

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します
国内制作SACD-HYBRID仕様GOLD-CD

メロウ・テンダー&クール・ソフトな優しいしっとり感と敏活でダイナミックなスイング&ブルース・センスを併せ持った基本はあくまで柔和で節度とゆとりある抒情派ヴォーカルのクリーンヒット 国内盤SACD-HYBRID仕様 GOLD-CD ALMA MICIC アルマ・ミチッチ / YOU'RE MY THRILL ユア・マイ・スリル[VHGD 10013]

販売価格: 4,750円(税込)
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商品情報
VENUS RECORDS (CD)

★現在ニューヨークのクラブで活躍中のセルビア出身のジャズ・ボーカリスト。彼女独特の魅力的なヴォイスでスローでもアップ・テンポでも自在に綴る表現力の素晴らしさは格別!

★ヴィーナスレコードからのこのニュー・アルバムはテナー・サックスのエリック・アレキサンダーが参加!

2023年6月16日 Van Gelder Studio,NJ,USA 録音

Engineered by Maureen Sickler
Mixed and Mastered by Tetsuo Hara
Produced by Tetsuo Hara and Jennifer Weiss