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ホーム2024年10月REVIEW未発表発掘!激烈に絶叫するモーダル・アグレッシヴな野性味溢れる速射砲撃的テナー・ブロウに問答無用で圧倒される炎のエキサイティング編!!! 輸入盤CD GATO BARBIERI ガトー・バルビエリ / STANDARDS - LOST AND FOUND 1
商品詳細
★母国アルゼンチンを離れ(1962年頃)イタリア-ローマを本拠として、1960年代は主にフリー系スタイルでプレイ(更に1965年頃米ニューヨークへ移住)、1970年代には独自の南米モダニズムとも云うべきアプローチへ移行し、シンプルにして豪快なゴリゴリのエネルギッシュ・ブロウで人気を得ていたテナーサックスの個性的実力者:ガトー・バルビエリ(1932年アルゼンチン-サンタフェ州ロサリオ生まれ、2016年米ニューヨーク州ニューヨーク市で死去)の、本盤は、フランコ・ダンドレア(p)をフィーチュアしたカルテットによる、1968年春、伊ローマで吹き込まれていた(恐らくスタジオ録音)スタンダードなジャズメン・オリジナルをメイン・レパートリーとした未発表音源の発掘・初ディスク化。

★力強く伸びやかに凛々しい雄叫びを上げるようでありながらちょっとけだるくヤワなヴィブラート=震えが利いてもいる、重厚で太いフリーキー・トーン交じりなテナー咆哮が熱血エモーションみなぎった猛々しき華を成し、モーダルな疾走感とソリッド&スクエアーな殺陣的バップ色を併せ持ったピアノもこれに上手く喰らいついて堂々と拮抗、ダイナミズム全開で大攻勢をかけるドラム&ベースの躍動もグルーヴとスリルを強力に高めるが、しかし何よりやはり主役テナーのただならぬモーレツなパッションをアツく激しく爆発させるが如きタフ&ストロングな完全燃焼ぶりが聴く者を問答無用に圧倒して、実に壮快な昂揚感を味わえる敢闘内容。

★ダンドレア(p)以下リズム・セクションの演奏はこの時代ならではのモード系ハード・バップの正統らしい敏活でノリにノッたダイナミック・スウィンギンな行き方に終始して、こちらも安心して大いにノセられるが、一座の花形であるバルビエリ(ts)の吹奏には只事でない切迫感や灼熱の沸騰性が生々しくほとばしっていて思わず耳も釘付けになる、といった風な、即ち、比較的堅実なサイドメンとハイテンションすぎるバルビエリの好もしいコントラスト或いは落差を湛えた迫真のぶつかり合いに、エキサイトさせられっぱなしという寸法だ。

★バルビエリ(ts)の、コルトレーンの流れを汲んだ烈火の如く絶叫し吠えまくる音の洪水的アプローチに真価を見せるも、フリーとまでは行かず調性の枠内に按配よく踏みとどまり、しかも壮絶なまでにエネルギッシュ&アグレッシヴでありつつ同時にベン・ウェブスターとかにも通じるレイジーなヴァイブレーションを巧まず多分に覗かせて、誰にも似ていないワン&オンリーのユニークな個性(=コク深く好もしいアクのあるキャラ)を確固と打ち樹てている、という、そうした、この上なくワイルドにして1ミリもブレていない吹鳴のあり様は説得力絶大。ダンドレア(p)のキリッと苦味走った硬派雄渾のモーダル・バッパーぶりもナイス。

1. Terre Lontane (G. Tomasso) 6:24
2. So What (M. Davis) 10:54
3. Softly, As In A Morning Sunrise (S. Romberg) 3:35
4. All Blues (M. Davis) 10:54
5. Maiden Voyage (H. Hancock) 9:06
6. Nardis (M. Davis) 8:53
7. Lush Life (B. Strayhorn) 5:27 (ts & p duo)
8. Tension (F. D'Andrea) 7:11

Gato Barbieri (tenor saxophone)
Franco D'Andrea (piano)
Giovanni Tommaso (bass except 7)
Pepito Pignatelli (drums except 7)

1968年春イタリア-ローマでの(恐らくスタジオ)録音

レーベル:Red

在庫切れ
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輸入盤CD






未発表発掘!激烈に絶叫するモーダル・アグレッシヴな野性味溢れる速射砲撃的テナー・ブロウに問答無用で圧倒される炎のエキサイティング編!!! 輸入盤CD GATO BARBIERI ガトー・バルビエリ / STANDARDS - LOST AND FOUND 1[RR 1233472]

販売価格: 2,880円(税込)
数量:
商品情報
RED

★イタリアREDレーベルからのリリース。
おそらくはRED所有のアーカイブから1968年春頃のイタリアでの演奏を掘り起こしたものと思われます。

★ライブあるいはスタジオ録音かは現時点では不明ですが、タイトル通り、良く知られた全曲スタンダード曲を収録。「LAST TANGO IN PARIS」で共演のフランコ・ダンドレア(p)が参加するカルテットによる注目の未発表演奏です。