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ホーム2024年9月REVIEWシャープ&ソリッドに絞りの利いた精確巧緻にして味のあるアルトサックス・ブロウと豪快でワイルドな荒削りのトランペット咆哮の2管バトルが清々しく盛り上がる、これぞハード・バップの本道然とした充実ライヴ! CD 重松 忠男 クインテット TADAO SHIGEMATSU QUINTET / LIVE AT "D-BOP" JAZZ CLUB
商品詳細
★学生時代からプロ活動を始め、1980年頃よりライヴハウスでの演奏を本格化、1992年にはアメリカへ渡りサンフランシスコのベイエリア・シーンで十数年来活躍、2006年に帰国してからは札幌を拠点とした演奏活動を再開し、数多くの国外ミュージシャン達との交流にも積極的に取り組んできた、北海道を代表するモダン・ベースの重鎮:重松忠男の、本盤は、若手女性二人=佐々木梨子(as)&金澤緋彩(tp)をフロントに配したクインテットによる、地元・札幌の"D-Bop"ジャズ・クラブでのライヴ編。

★弾力満点にウネり波打ちドライヴするおぼろな肉太ベースの鳴り様も全体の律動的スイング感を強力に高め続ける中、そのベースとの連繋でドシャバシャと猛烈な強襲を見せるドラムのワイルド攻勢も奏効、彼らに容赦なくプッシュされ煽り立てられる恰好で、フロント2管のピンと背筋の伸びた精悍な咆哮や、鋭敏で振り幅大きく包容力あるピアノのアーシー・エレガント弾奏、がそれぞれ千両役者然と華々しい見せ場を繋ぎ、競い合ってゆく、全編2管ハード・バップの本道ド真ん中を突き進むシンプル・ストレートな行軍が続いてスカッと壮快に昂揚させ、また豊かな旨味を満喫させてくれる清々しいクリーンヒット内容。

★メロディーの美とキレのあるダイナミックなノリのよさを変らず第一義とし、伝統的ブルース・フィーリング&バップ・スピリットも潤沢に備えた、キリッと凛々しい中に気さくそうな人情味を散見させる大衆派娯楽活劇路線の鑑たる「ハード・バップらしいハード・バップ」熱演が開放感をもって晴れやかに展開され、重松(b)の決して出しゃばらず後方支援に徹した確固たる盛り立て役ぶりも中々含蓄深げに好もしい魅力を放ちつつ、前面では佐々木(as)や金澤(tp)、高島(p)らイキのいいスター・プレイヤー達が全力全霊でソロ・リレーを繰り広げる、という、一点の曇りもなく輪郭もクッキリ鮮明なバトルの盛り上がり様で思わず胸躍るスペクタクルを大いに愉しませる。

★中でもその華と旨味において傑出しているのが佐々木(as)の活躍であり、基本はパーカー〜マクリーン〜ウッズ系統のバップとモードを按配よく折衷したシャープネスある硬派な立ち回りでソリッドに圧倒し、一転してバラードではマイルド&メロウ・テンダーなきめの細かい哀愁描写に独自の行間ニュアンス〜ロマンティスト気質も遺憾なく発揮するその、先ず音そのものに宿る理屈を越えた爽やかなスター性とそうした表情豊かで濃やかな語り口とが相まって、何ともアジな妙味を成し一人勝ちの様相を呈しており見事で、対する金澤(tp)の、アプローチは適宜多岐に渡るがどちらかと云うと豪快な野性味や闘争力を感じさせる荒削りのアクションに本領のありそうな吠えっぷりも、佐々木とは好対照にタフな個性を振るって好調、加えて高島(p)の、管楽器二人の接戦を横目に結構マイペースでファンキー・バップの正統らしいダウン・トゥ・アース&ソウルフル(時折モーダル)な小石転がし風の粋渋プレイを繰り出す、辺りも吟醸感たっぷりだったりと、ソロ・コーナーは殊の外エキサイティング&スリリングそしてフレッシュ・テイスティーな名場面の連続。

1. Chick's Tune
2. Song For Abdullah
3. Minority
4. Grew's Tune
5. Nearness Of You
6. Another Level

金澤 緋彩 (trumpet)
佐々木 梨子 (alto saxophone)
高島 諭 (piano)
重松 忠男 (bass)
舘山 健二 (drums)

#1,#2:2023年2月24日、
#3,#4,#5,#6:2023年3月24日
北海道札幌市の"D-Bop" Jazz Club(札幌市中央区南1条西19丁目)でのライヴ録音

レーベル:"D-Bop" RECORDs

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

国内制作CD


シャープ&ソリッドに絞りの利いた精確巧緻にして味のあるアルトサックス・ブロウと豪快でワイルドな荒削りのトランペット咆哮の2管バトルが清々しく盛り上がる、これぞハード・バップの本道然とした充実ライヴ! CD 重松 忠男 クインテット TADAO SHIGEMATSU QUINTET / LIVE AT "D-BOP" JAZZ CLUB[DBOP015]

販売価格: 2,400円(税込)
数量:
商品情報
D-BOP RECORDS

札幌の重鎮ベーシスト重松忠男が世界的に注目を集める佐々木梨子をフィーチャリングしたライブアルバム

現在、バークリー音楽大学に通う俊英サックス奏者として、世界的に注目を集める佐々木梨子をフィーチャリングしたライブアルバム。渡米し活動していた札幌の重鎮ベーシスト重松忠男のニューアルバム。俊英ドラマー中村海斗クインテットの一員として高校生より全国的に活動、2023年7月よりバークリー音楽大学に奨学金全額免除の特待生として渡米し活動、小曽根真ニュートリオファーストアルバム「Trinfinity」ニューヨークレコーディングにも参加、現在大注目の俊英サックス奏者“佐々木梨子”をフィーチャし、“D-Bop”Jazz Club Sapporoで行われたライブアルバム。ジャズピアノ界のレジェンドKenny Barron Quintetにも参加、共演するなど期待の超大型新人をフィーチャリングした熱狂のライブ録音。ランディー・ブレッカー参加アルバムをも手掛けるリアルジャズレーベル“D-BOP”RECORD’sが放つビーバップの伝統的ライブアルバムが完成。佐々木梨子のアメリカ渡米前の貴重なライブレコーディング。(新譜インフォより)

録音
2023年2月24日金曜日
2023年3月24日金曜日
Produced “D-BOP”RECORD’s
Live At “D-Bop”Jazz Club Sapporo,Japan
Recording Engineer Koji Matsuura
Mixed and Mastering Yasuhiro Kazama(Amplitude Inc.)
Jacket Design Mami motoi