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ホーム2024年9月REVIEWゆとりと節度をもって悠然と繰り出されるブルージー・メロディックなソロの数々が旨味満点の見せ場を成した寛ぎめ抒情指向3管ハード・バップの会心打! CD NEIL SWAINSON AND HIS SEXTET ニール・スウェインソン / HERE FOR A WHILE
商品詳細
★カナダ・ジャズ界を代表する正統派モダン・ベースの最高実力者=ヴェテラン重鎮:ニール・スウェインソン(1955年カナダ-ブリティッシュ・コロンビア州ヴィクトリア生まれ)は、ここ近年も中々精力的に新作リリースを続けて益々意気軒昂なところを見せているが、今回はまた腕利きスター揃いの3管セクステットを率いての快編。

★温もりに富んだおぼろな鳴り様で安定したグルーヴと情緒性を提供するベースも絶えず大黒柱然と頼もしくも優しい魅力を発散する中で、エレガントなピアノや端正なトランペット、渋い旨味に満ちたテナー、ウォーム・スモーキーなトロンボーン、らが代わる代わるフロントに現れては華々しい見せ場を繋いでゆく、徹底して分かりやすくおいしさ格別な娯楽派ハード・バップの鑑とも云える明朗快演が続いて、スッキリと愉しませるハートフルで爽やかな好投内容。

★インティメイトな和やかムードが一貫して底流しつつ、歌心とスイング感を何より大切にした抒情的な寛ぎめのブルージー・バピッシュ奏演が落ち着いた調子で中々折り目正しく展開してゆき、スウェインソン(b)の完璧なバッキング力とソロ時のバネを利かせた鋭いウネり波打ちワザの芳醇さの兼ね合いも絶妙に「味」を放つ一方で、ロスネス(p)やターナー(tp)、ジェファーソン(ts)、S・デイヴィス(tb)らの抑制あるメロディックなアドリブ妙技が、瞬発力抜群なQ・デイヴィス(ds)の遊撃にも上手く触発されて、殊の外テイスティー・グルーヴィーかつフレッシュ・スリリングに冴えを見せておりゴキゲンだ。

★スウェインソンに次ぐ屋台骨役たるロスネス(p)の、終始レイドバックした余裕を絶やさずファンキーとモーダルの間をゆったり往来する簡潔弾奏が余情豊かに妙味を揮っている他、結構頻繁に浮かび上がって来ては雄弁闊達に朗々と歌うスウェインソン(b)の気合みなぎるハッスルぶりも好もしく、また、節度と作法美を身上としたターナー(tp)のマイルド・ブロウや汽笛の如き温もり満点でアーシーなS・デイヴィス(tb)の憂愁節も快調、加えてメンバー中最もアクやクセのあるやや泥臭めのコク旨吹奏で座をさらうジェファーソン(ts)の、いい意味でちょっとイモっぽい唸り吠えっぷりもこってり映えていたりと、いずれも巧まぬ自然体から繰り出されるゆとりと真心溢れるソロの数々は極めて充実している。歯切れよくもホッと一息つける安心の逸品。

1. At The End Of The Day
2. Lagrange Point
3. In The Path Of Angels
4. Bend
5. Madrona (p-b-ds trio)
6. Jerry's Blues
7. Here For A While
8. One For Rob
9. Under The Cover Of Darkeness

Brad Turner (trumpet, flugelhorn except 5)
Steve Davis (trombone except 5)
Kelly Jefferson (tenor saxophone except 5, 7) (soprano saxophone on 7)
Renee Rosnes (piano)
Neil Swainson (bass)
Quincy Davis (drums)

2024年2月19&20日カナダ-ブリティッシュ・コロンビア州ヴァンクーヴァーのWarehouse Studios録音
2024年カナダ作品

レーベル:Cellar Music (Cellar Live)

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します
見開き紙ジャケット仕様CD








ゆとりと節度をもって悠然と繰り出されるブルージー・メロディックなソロの数々が旨味満点の見せ場を成した寛ぎめ抒情指向3管ハード・バップの会心打! CD NEIL SWAINSON AND HIS SEXTET ニール・スウェインソン / HERE FOR A WHILE[CMF 022024]

販売価格: 2,200円(税込)
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商品情報
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CELLAR LIVE

★4度のジュノー賞受賞、トロント・ミュージシャン協会からの生涯功労賞(2017年)受賞とカナダ・ジャズを牽引するミュージシャンとしての役割を果たすベテランベーシスト、ニール・スウェインソン。

★今作では、ピアノとオーケストレーションにリニー・ロズネス、ドラムにクインシー・デイヴィス、トロンボーンにスティーヴ・デイヴィス、テナーサックス&ソプラノサックスにケリー・ジェファーソン、トランペットとフリューゲルホーンにブラッド・ターナーという実力派ミュージシャンを引き連れセクステットにて聴きごたえのあるオリジナル曲を披露しています。

■録音:Recorded at Warehouse Studios, Vancouver, BC on February 19th and 20th, 2024