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ホーム2024年8月REVIEW粋で渋い吟醸的トラッド感覚とナイス・グルーヴィーなハード・バップ傾向を併せ持ったトランペットや、スッキリしっとりした白人抒情派らしいテンダー・ヴォーカルが爽やかに華を成した温もり溢れる和みの逸品 CD BRIA SKONBERG ブリア・スコンバーグ / WHAT IT MEANS
商品詳細
★米ニューヨーク・シーンで活躍し、リーダー・アルバムも着々と発表して好評を得てきたカナダ出身の女性トランぺッター兼ヴォーカリスト(兼ソングライター):ブリア・スコンバーグ(1983年カナダ-ブリティッシュ・コロンビア州チリワック生まれ)の、今回は、変動的小コンボ体制で自身の音楽的ルーツであるニューオーリンズ・ジャズ〜トラディッショナル・ジャズに(あくまで今日的視点をもって)立ち返った一編。

★ハキハキした明晰さとスモーキーなおぼろ感を自然に併せ持った音色のトランペットが、朗らかな歌謡性にブルース由来の渋い旨味を多分に加えた吟醸的プレイで人情溢れるおおらかな魅力を揮い、これまた明瞭な発声でしなやかな伸張力を示したちょっとノスタルジックめの粋さとアーシー・ソウル溢れるヴォーカルもテイスティー・グルーヴィーで凛々しい妙味を放った、加えてモダニッシュなギターやファンキー・バピッシュなテナー、ソリッド&スクエアーな粛々ピアノら、サイド陣の何げによく練られた助演も実に的確にツボにハマッた、全編に渡り"コンテンポラリー・トラッド"とも云うべきあくまで娯楽指向の元気溌剌にして和んだ行き方が続いて、歯切れよくノセ、またハートウォーミングに憩わせてくれる真心こもった好演内容。

★インティメイトな和気あいあいムードとダイナミックでキレのある豪快スイング感、に貫かれた、洒脱でいてちょっと素朴さも感じさせる歌心満点のリリカル・アクティヴ奏演、がイキイキと愉しげに展開してゆき、花形役であるスコンバーグの、モダン・スイングとハード・バップとトラッドの各ポイントを細かに行き来するトランペット吹奏に代表される如く、いずれのプレイヤーもモダニズムとトラディッショナル趣向を自在に使い分け、また併合した奮戦で豊かな色彩感とリフレッシュ効果を絶えず齎しており、そうしたメリハリの効いた半劇的道程の中で、スコンバーグのイキなトランペット・ブロウ並びに結構クール・キュートな清潔感ある歌声が軽妙に華を成して誠に爽やかだ。

→トランペットに関してはわりかし意図的にコントロールしてナイーヴそうだったり晴朗開放型だったりのニューオーリンズ・ジャズらしい古典志向のアプローチを見せる面と、巧まぬ自然体のハード・バッパー気質を全開で揮うダイナミックな立ち回り〜躍動ぶり、の双方に揺るぎなく堂々した本領が顕示されており、ヴォーカルに関しては至ってモダンな白人系リリカル路線の流れを汲んだ端正でスッキリ&しっとりした寛ぎスタイルこそ真骨頂たるメロウ・テンダー演唱に清々しい魅惑力が認められたりと、中々隙なく完成されたそういう音キャラは卓抜。全体に瀟洒な洗練味を齎すドン・ヴァッピーのエレキ・ギターもナイス・アクセント。

01. Comes Love
02. Sweet Pea
03. Do You Know What It Means To Miss New Orleans?
04. The Beat Goes On
05. In The House
06. Cornet Chop Suey
07. Beautiful Boy (Darling Boy)
08. Days Like This
09. Petit Fleur
10. Elbow Bump
11. Lullabye (Goodnight My Angel) /A Child Is Born (vo/tp-p-b trio)

Bria Skonberg (trumpet) (vocal on 02, 03, 04, 07, 08, 11)
Don Vappie (electric guitar except 11) (banjo on 06)
Chris Pattishall (piano)
Grayson Brockamp (acoustic bass)
Herlin Riley (drums, percussion except 11)
Aurora Nealand (soprano saxophone on 01)
Rex Gregory (tenor saxophone on 04, 08, 10) (bass clarinet on 09)
Ethan Santos (trombone on 04, 08, 09, 10)
Ben Jaffe (sousaphone on 01, 10)
Gabrielle Cavassa (vocal on 08) (female)

2023年2月15-17日米ルイジアナ州ニューオーリンズのEsplanade Studios録音
2024年カナダ作品

レーベル:Cellar Music (Cellar Live)

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

見開き紙ジャケット仕様CD

粋で渋い吟醸的トラッド感覚とナイス・グルーヴィーなハード・バップ傾向を併せ持ったトランペットや、スッキリしっとりした白人抒情派らしいテンダー・ヴォーカルが爽やかに華を成した温もり溢れる和みの逸品 CD BRIA SKONBERG ブリア・スコンバーグ / WHAT IT MEANS[CM 072624]

販売価格: 2,200円(税込)
数量:
商品情報
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CELLAR LIVE

★ニューヨークを拠点に活動するカナダ出身のブリア・スコンバーグは、ジュノー賞を受賞したトランペッター、シンガー・ソングライターの三拍子揃ったアーティストである。

★NYタイムズ紙で「ホット・ジャズの輝ける希望」と称されたブリアは、ニューオリンズ、モントレー、ニューポート、モントリオール・ジャズ・フェスティバルをはじめ、世界中の何百ものフェスティバルやステージで演奏してきた。同世代で最も多才で堂々としたミュージシャンのひとり」と評されている。

★「What It Means」は、スコンバーグが最初にインスピレーションを受けた音楽、つまりニューオリンズ・ジャズのサウンドに立ち返った作品である。2023年のマルディ・グラの期間中にエスプラネード・スタジオで録音されたこのアルバムには、ブリアに加え、クレセント・シティの名ドラマー、ハーリン・ライリーなど、ベテランから新進気鋭の才能までが参加している。

★この作品集は、彼女のトランペットの名手ぶりと、ソウルフルで紛れもなく親しみやすい歌声の両方を披露しながら、アップビートなものから地に足の着いたもの、感情的に深いものまで、さまざまな人生訓を語っている。Petit Fleur "や "Elbow Bump "といったトラディショナルなジャズ、ソニー&シェールのヒット曲 "The Beat Goes On "のハード・バップ、ヴァン・モリソンの "Days Like This "でのNOLAの注目株ガブリエル・カヴァッサとのデュエット;「ジョン・レノンの "Beautiful Boy (Darling Boy)"、その他多くの楽曲は、ブリアが7枚目のスタジオ・アルバムでいかに芸術性を高め、ジャズ界で最も個性的なアーティストの一人として、その特徴的なスタイルを極めているかを示している。(メーカーインフォ)

Produced by Matt Pierson and Bria Skonberg
Executive Producer: Larissa Roesch
Arranged by Bria Skonberg
Recorded at Esplanade Studios, New Orleans, LA
Recording Engineer: Christopher Allen
Assistant: Mack Major
Digital editing: Matt Pierson
Production coordination: Christine Vaindirlis
Recording on February 15-17, 2023
Mixed and mastered by Christopher Allen
Photography by Shervin Lainez
Design & layout by Perry Chua.