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ホーム2024年7月REVIEW人情娯楽路線の本道ド真ん中を突き進む徹頭徹尾"ハード・バップらしいハード・バップ"の見本のような痛快演奏が続いてスカッと胸躍らされる粋渋会心打! CD LOUIS HAYES ルイス・ヘイズ / ARTFORM REVISITED
商品詳細
★今やモダン・ジャズ全盛期を直に知る数少ない生き証人の一人となったハード・バップ・ドラムのリヴィング・レジェンド:ルイス・ヘイズ(1937年米ミシガン州デトロイト生まれ)の、今回もまた、前作・前々作から続く鉄壁不動のオールスター・クインテット(w./エイブラハム・バートン-ts、スティーヴ・ネルソン-vib、デイヴィッド・ヘイゼルタイン-p、デズロン・ダグラス-b)を率いての気合の一編。

★歯切れよく軽快に弾むパンチの利いた鋭敏ドラム鳴動もノリノリに、アーシーでバップ魂みなぎったハード・ドライヴィングなテナー咆哮や、クーリッシュ・ブルージーな立ち働きで音空間に涼風を呼び込むヴィブラフォンの爽やか妙技、ソリッド&スクエアーな抑制と硬質感ある弾奏を粛々と紡ぐピアノのストイックめの活躍、らが旨味こってり、グルーヴ感満点の見せ場を和気あいあいと愉しげに繋いでゆく、全体を通じこれぞハード・バップの真髄たる明快娯楽指向の演奏が貫かれてスカッと胸躍らせ、またハートウォーミングになごませてもくれる白眉の会心打内容。

★歌心とスイング感に潔く重点を絞り、伝統的なブルース・フィーリングやバップ・スピリットも自ずと潤沢に備わった、徹底して人情肌エンタテインメントの王道を突き進む親しみやすさ抜群、美味さ格別の直球ハード・バップ大会が溌溂と晴れやかに、おおらかに展開され、"シンプル・イズ・ベスト"の大衆派活劇的行き方が気合軒昂に続く(→この、邪念を排してひたすらまっすぐに行軍する全者一丸となった迷いのなさが最高!)風通しもよさげなノリにノッた道程の中で、ヘイズ(ds)の堅実で精緻それでいて芸の細かい、メンバー各々の最良面を的確に引き出す風な自在な機動ぶり、も実に鮮やかで頼もしいさすが醸熟の魅力を放ちつつ、これに上手くノセられ触発される恰好で、銘々の腰を据えて伸び伸びと全力を揮うも節度ならびにワンポイントのゆとりを失わないソロ奮戦が、殊の外豊饒なる盛り上がりを呈してゴキゲンだ。

★一座の花形バートン(ts)のモダン・ジャズ黄金時代を思わせる、渦巻きドライヴ感とブルース由来のコクの塊のようなテイスティー・グルーヴィー至極の滑脱ブロウ始め、ネルソン(vib)のミルト・ジャクソン的ブルージー・スタイルを根幹としモード方向へ行きすぎぬ匙加減でボビー・ハッチャーソン辺りまでカヴァーした流れるような清々しいクール闊歩ぶり、ヘイゼルタイン(p)の十全に抑えを効かせて律儀一徹そうに殺陣の型っぽい鋭角的ダイナミズム攻勢を貫く頑固げアクション、などなど、いずれも大凡は純正ハード・バップの領域にシッカととどまっての吟醸プレイに終始して、粋渋の極みたる芳醇世界を創出しており好もしい限り。

01. Tour De Force (5:29)
02. Milestones (4:05)
03. My Little Suede Shoes (5:21)
04. You're Looking At Me (5:51) (ts-p-b-ds quartet)
05. Ruby (5:42)
06. Cheryl (3:35)
07. Ray's Idea (5:20)
08. A Flower Is A Lovesome Thing (4:24) (vib-p-b-ds quartet)
09. Dewey Square (6:06)
10. G (4:36)

Louis Hayes (drums)
Abraham Burton (tenor saxophone except 08)
Steve Nelson (vibraphone except 04)
David Hazeltine (piano)
Dezron Douglas (bass)

2024年1月25日米ニュージャージー州パラマスのTrading 8s Studio録音

レーベル:Savant

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CD

人情娯楽路線の本道ド真ん中を突き進む徹頭徹尾"ハード・バップらしいハード・バップ"の見本のような痛快演奏が続いてスカッと胸躍らされる粋渋会心打! CD LOUIS HAYES ルイス・ヘイズ / ARTFORM REVISITED[SCD 2218]

販売価格: 2,420円(税込)
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商品情報
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SAVANT

★87歳にしてジャズの最前線で活躍する伝説のドラマー、ルイス・ヘイズの最新アルバム『Artform Revisited』が Savant Recordsよりリリース。

★デトロイトで生まれたヘイズは、1956 年にニューヨークに到着してホレス・シルヴァー・クインテットに参加した。1959 年にはキャノンボール・アダレイ・バンドに加入し、20 代前半にしてジャズ界の中枢に身を置くことになる。ジョン・コルトレーンともレコーディングを行い、その後60年以上に渡り、ヘイズはオスカー・ピーターソン、デクスター・ゴードン、グラント・グリーン、ケニー・バレル、ソニー・ロリンズ、その他多くの現代音楽の巨人たちと共演し、印象的な素晴らしい作品を積み重ねてきた。

★最新作『Artform Revisited』は、2023年にリリースした前作『Exactly Right』のレコーディング後すぐに構想を練り始めた一枚であり、まさに " 生きた歴史 " を体現している。ルイス・ヘイズの旧友たちを懐かしく思い起こさせるかもしれないが、今日のポスト・ビバップ・セッションの最高峰に位置する作品になっている。

★エイブラハム・バートン ( テナーサックス )、スティーヴ・ネルソン (ヴィブラフォン )、デヴィッド・ヘイゼルタイン ( ピアノ)、デズロン・ダグラス ( ベース )といった、選りすぐりのメンバーに囲まれたヘイズの生き生きとした色彩豊かなドラミングは、厳選されたセットリストを支えている。

★ディジー・ガレスピーの「Tour de Force」から今作が始まり、チャーリー・パーカーの曲「My Little Suede Shoes」、ジョン・ルイスver.の「Milestones」などの名曲が、ヘイズの巧みなテクが施され収録されている。4曲目のボビー・トゥループの美しいバラード「You're Looking at Me」は、ヘイズがいつも愛聴しインスピレーションを受けてきたナット・キング・コールへのオマージュである。そして、ヘイズの新曲 2 曲「Ruby」と、ブルースの効いた「G」がフィーチャーされている。新曲「G」は、リハーサルに向かう途中、ベースのデズロンと車の中でラジオを聴いていたら、レッド・ガーランドのブルースナンバーが流れてきて、そこに感化され作曲したという。

★このアルバムが『Artform Revisited』と名付けられたのは、ヘイズに影響を与え、彼らに高い基準を残してくれたミュージシャンや音楽に敬意を表したかったからだという。今作でヘイズは偉大なドラマーであるだけでなく、才能に溢れたカリスマ的リーダーであることを証明し、プレイヤーにベストを尽くすよう鼓舞し、彼の豊富な経験と関係者全員の相互尊敬から生まれたパフォーマンスを披露している。

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