ジャズのCD,LPをご紹介します。メジャーからマイナー、自主制作盤までジャズのCD,LPをお届け致します。



catfishrecordsをフォローしましょう

ホーム2024年5月REVIEW【送料込み価格設定商品】 マイルド&メロウな浮遊感とドライヴ感兼備の牧歌的テナーやフォーキー・ブルース感覚溢れるメロディック・ピアノが清々しく映える和流スピリチュアル・ジャズのユニーク逸編 CD うむうむ。 / ウィーアーうむうむ。
商品詳細
★関西シーンで活動し、初ライヴから早5年目を迎えるという、古山晶子(ts)&関谷友加里(p)&定岡弘将(ds)の変則ベースレス・トリオ:"うむうむ。"による1stアルバム、=神戸のライヴ・スポット:KOBE LIVE SPOT BIG APPLEでのライヴ(2023年11月)録音。

★肉太トーンでドライヴ感一杯に渦巻きを描くようなテナーの、力強く逞しげでいて同時にけだるそうな脱力の態を垣間見せるところもある独特のスモーキー吹奏が、タフかつメランコリックな余情に富んだ妙味を放ち、鋭角的キレのよさと滑らかさや潤いを併せ持ったソリッド・タッチのピアノも、デリケートであり豪胆さをも感じさせる陰影濃いビタースウィート・プレイで中々包容力豊かなところを見せ、また細心を込めて機略縦横の遊撃を掛けてくるドラムの変幻ヒット攻勢も、安定したノリのよさと生々しいサスペンスを的確に醸成した、全体を通じ独自のスピリチュアリティ漂うロマネスクな音景色が丹念に活写される、新鮮な驚きと感動充分のユニーク内容。

★歌心=メロディーの美や詩的情緒とゆったり構えたスイング感を大切にするも、ハード・バップと云うよりは「スピリチュアル・ジャズ」の範疇に入るトータル・イメージのリリカル奏演が、じっくり腰を据えて展開され、和流ならではのオリエンタル・フォーキーで牧歌的な優しいバラードがある反面、"スピリチュアル"が嵩じてアブストラクトなフリー派の領域へ突入するピリッとした暴れ倒しトラックも現れたりと、何げに予断を許さず清新なスリルの途切れないメリハリの効いた道程の中、定岡(ds)の自在にして精緻な半ゲリラ的アタックに上手く触発される恰好で、古山(ts)や関谷(p)の確固と気合の入ったブレるところのないアドリブ奮戦が結構幽玄深い魅力をジンワリ立ち昇らせて、何とも瑞々しく感動的だ。

★古山(ts)の、ブルースを奏でるところなどは大いに「粋渋」な「オヤジ・ノリ」の吟醸バッパーぶりを見せるものの、その本領はむしろ、似ているわけではないが例えばメリッサ・アルダナとかマーク・ターナーとかにどこか底通する、即ち、コルトレーンとは別の道を歩む"決して汗をかいていないスピリチュアル・テナーの一典型"たる浮遊感とメロウな風合いに特徴を顕した、滑脱端麗ブロウにこそ遺憾なく発揮されている感があって、これが独創性十二分で傑出しており、一方関谷(p)の、ハードでスクエアーな重厚バピッシュ・アクションもいいが、やはりバラードでの日本人的フォーク・フィーリングを全開させたマイルドな耽美浪漫描写にトドメを刺すメロディストぶり(殊に童謡かフォーク・ソングを思わせるバラード#3での妙演が古山と並んで卓越している)がこれまた絶品。

1. Blood Blues
2. Fosa
3. 草枕
4. John Dickson's Car
5. Ten
6. 無反省ブルース〜うむうむ。のテーマ
7. I'm So Lonesome I Could Cry

古山 晶子 (tenor saxophone)
関谷 友加里 (piano)
定岡 弘将 (drums)

2023年11月5日KOBE LIVE SPOT BIG APPLE(兵庫県神戸市中央区山本通3丁目)でのライヴ録音

レーベル:Dramatist Records

在庫有り
国内制作・見開き紙ジャケット仕様CD


【送料込み価格設定商品】 マイルド&メロウな浮遊感とドライヴ感兼備の牧歌的テナーやフォーキー・ブルース感覚溢れるメロディック・ピアノが清々しく映える和流スピリチュアル・ジャズのユニーク逸編 CD うむうむ。 / ウィーアーうむうむ。[UMUUMU2024]

販売価格: 3,300円(税込)
数量:
商品情報
DRAMATIST RECORDS

★ベースレスというちょっと変わった編成なのに、この三人だからこその楽曲とシリアスなのにユーモラスな即興性の高いアンサンブルが摩訶不思議。この三人での初めてのライブから五年目にして1st album「ウィーアーうむうむ。」を発売。

★2023年11月5日に神戸の聖地と称されることも少なくないKOBE LIVE SPOT BIG APPLEでのレコーディングライブから全7曲を収録。三者三様のオリジナル曲と縦横無尽で自由闊達なアンサンブル。フリージャズ然とした混沌とした音の応酬から、繊細で情感豊かなスローバラードまで、振り幅の広いその音楽性はジャズというジャンルや言葉ではかんたんには言い尽くせない。

Recorded in performance at KOBE LIVE SPOT BIG APPLE on November 5 , 2024 Recording Engineer : Kondo Tetsumasa Mixing & Mastering Engineer : Sadaoka Hiromasa Mixing & Mastering Studio : HIGURE STUDIO Illustration : Chikaishi Rei Produced by Sadaoka Hiromasa