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2024年6月REVIEW
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ノリノリのラテン・リズムの上でストレートアヘッド・タイプの硬派なハード・バピッシュ熱演がイナセげに繰り広げられるスカッとした壮快エキサイティング編 CD CONRAD HERWIG コンラッド・ハーウィグ / THE LATIN SIDE OF McCOY TYNER
商品詳細
★Criss Cross諸作等でお馴染み、後輩格のスティーヴ・デイヴィスと双璧を成す現代正統派ハード・バップ・トロンボーンの第一人者=人気ヴェテラン・スター:コンラッド・ハーウィグ(1959年米オクラホマ州ロートン生まれ)の、好評企画="The Latin Side of〜"シリーズの今回はマッコイ・タイナー編、=クレイグ・ハンディー(ts)ら参加のコンガ入りコンボに途中1曲ではスペシャル・ゲストとしてラテン界の大御所:エディ・パルミエリ(p)も迎えつつ、マッコイ・ナンバーをラテン・アレンジで聴かせる。
01. African Village (6:52)
02. Passion Dance (5:29)
03. Four By Five (6:06)
04. Walk Spirit, Talk Spirit (6:23)
05. Mellow Minor (5:31)
06. Search For Peace (6:07)
07. Peresina (5:44)
08. Fly With The Wind (6:52)
09. Blues On The Corner (5:56)
10. Reaching Fourth (4:36)
Conrad Herwig (trombone)
Craig Handy (tenor saxophone except 03) (baritone saxophone on 03, 08)
Alex Norris (trumpet, flugelhorn)
Bill O'Connell (piano probably except 04)
Ruben Rodriguez (possibly electric upright bass, electric bass guitar, acoustic bass)
Robby Ameen (drums)
Camilo Molina (conga, bata)
(+male vocals on 01)
★今作『The Latin Side of McCoy Tyner』は、『The Latin Side of John Coltrane』(1996年)で始まった、ハーウィッグにとって今や代名詞であるラテン・シリーズの 2 年ぶりとなる最新作だ。今回もジャズ・ジャイアントの名曲をラテン、そしてアフロ・キューバン調に化粧を施して素晴らしい仕上がりを見せた作品となっている。
★今作は、このシリーズのルーツであるアフリカと直結したタイナーの民族的ナンバー「African Village」で幕を開ける。イントロでは、バタ・ドラムと、一般的にサンテリア( 信仰 )として知られるアフロ・キューバのヨルバ宗教の詠唱がフィーチャーされている。また、ハーウィッグのオールタイム・フェイバリットの一つでもある、「Fly With The Wind」がダンサブルなサルサ曲として収録されている。オリジナル版では盛大なオーケストラをフィーチャーしており、リリース当時はかなり叩かれた言わば” 過小評価された曲” なのだが、今回のラテンアレンジが、この曲の本来のポテンシャルの高さを明示している。オリジナルも、このアレンジも本当に素晴らしい。(新譜インフォより)
Recorded at Trading 8s Recording Studio, Paramus, NJ on November 27-28, 2023