★今作は、最高の MPBシンガーソングライター、ミルトン・ナシメントの楽曲「Canção do Sal」で幕を開ける。この曲はタイトルに相応しい、まさに挨拶代わりとなるナンバーである。ビリー・ハートの優しいシンバルとリムショットに、ジョアン・ブラッキーンの甘いフェンダーローズが乗っかる。そこにスタン・ゲッツの滑らかなサックスの音色、そして、極めつけはペデルセンのベースソロだ。1分間の無駄のない繊細なベース捌きには彼の圧倒的な経験値をダイレクトに感じることができるだろう。とにかく、他のメンバーのソロも本当に素晴らしいものなのだが、それぞれの個性が、何故これほどまでに喧嘩せずにまとまるのか...と、とても感慨深い1曲である。
★その他にも、ベニー・ゴルソンの名曲「I Remember Clifford」や、チック・コリアの「Litha」、そしてCD 版には「Canção do Sal」の別テイクを含む3曲が収録されている。全体的にハード・バップな世界感で構成されており、ゆったりで非常に心地の良い一枚である。(新譜インフォより)
1 Cançao Do Sol (Milton Nascimento) 8:50
2 Blue Serge (Mercer Ellington) 6:19
3 Lady Sings The Blues (Alex Wilder) 6:09
4 Quiso (Kenny Wheeler) 6:22
5 I Remember Clifford (Benny Golson) 3:52
6 Litha (Chick Corea) 9:29
7 Cançao Do Sol (Milton Nascimento) Take2 8:45
8 Blue Serge (Mercer Ellington) Take1 5:48
9 Cançao Do Sol (Milton Nascimento) Take3 5:16
Stan Getz (tenor saxophone)
Joanne Brackeen (piano, Fender Rhodes)
Niels-Henning Ørsted Pedersen (bass)
Billy Hart (drums)
Recorded Copenhagen January 1977
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【1977年録音未発表音源】CD Stan Getz スタン・ゲッツ / Copenhagen Unissued Session 1977[SCCD 31960]