1. The Nearness Of You (as-p-b-ds quartet)
2. Scratch
3. Innocence
4. Blues On Stratford Road
5. Tragic Magic
6. Beyond This Place
7. Softly As In A Morning Sunrise (p-b-ds trio)
8. Sunset
9. We See (as & p duo)
Immanuel Wilkins (alto saxophone except 7)
Steve Nelson (vibraphone except 1, 7, 9)
Kenny Barron (piano)
Kiyoshi Kitagawa (bass except 9)
Jonathan Blake (drums except 9)
★今作『Beyond This Place』は、モダン・ジャズの最前線で、60年以上活躍してきたケニー・バロンの音楽世界のすべての要素を包含した一枚となっている。2023年、アートワーク・レーベルからの初アルバムであるソロ作品『The Source』でグラミー賞にノミネートされ、今作は前作の雰囲気とは一線を画したプロジェクトである。
★今作は、ホーギー・カーマイケルが作曲したスタンダードナンバー「The Nearness of You」で始まる。スティーブ・ネルソンを除いたカルテット構成で演奏され、イマニュエル・ウィルキンスのサックスは決して無色になることなくテーマを愛撫し、バロンは常に素晴らしいピアニスティックな技巧を披露している。また、ウィルキンスとのデュオでアルバムの最後を締めくくる「We See」(セロニアス・モンクの名曲)で、バロンはモンクの快活さと遊び心を表現しながら、モンクの角張ったスタイルをはるかに超え、彼への恩義を隠すことなく、ここでそれを示している。(新譜インフォより)