★1969年に制作された映画『略称・連続射殺魔』(足立正生監督)。連続射殺犯、永山則夫を題材とした、いわゆる風景論映画である。
★音楽を依頼された富樫雅彦は、高木元輝とのデュオで3曲を録音。これを後に編集したものが本作『アイソレーション』だ。富樫は「人間の心を作曲するというのもおかしいと思った」と言い、録音は“全的な即興演奏”で行われた。監督の足立も後年「(富樫と高木に)画面とどれだけ戦争できるかというセッションをしてもらった」と述べている。
★この年は日本のフリージャズが大きな潮流として顕在化する時期。(録音は1969年12月)
なかでも本作はシーンの中心人物であった富樫と、こちらも中核で強い存在感を放っていた高木が「即興演奏の極限に挑戦した」と語る重要作。まさに日本のフリージャズ最高峰の1枚である。(メーカーインフォ)
Side A
1 Isolation I
Side B
1 Isolation II
富樫雅彦 (Drums,Vibes,Marimba,Tubular Bells,Timpani)
高木元輝 (Tenor Sax,Bass Clarinet)
1969年12月19日 録音
(Columbia–JDX-49原盤)
在庫有り
国内盤限定LP(見開きジャケット仕様)