★U.K.エディション・レコーズは現代ジャズを牽引するレーベルとしてここ数年最も勢いがあり、グレッチェン・パーラト、マーク・ジュリアナ、挟間美帆、ネイト・スミス、クリス・ポッター、ベン・ウェンデル、ダニー・マッキャスリン、マーキス・ヒル、ギラッド・ヘクセルマン、カート・エリング他のロースターを抱える今や最重要レーベル。そのエディション・レコーズがネオ・ソウル/エレクトロニック/アンビエント/ネオ・クラシック他までサウンドの境界を押し広げ、より多様な才能を紹介することを目的とした新カテゴリー・レーベル「E2 Music」を2021年に設立。その中で最も期待される女性シンガーがこのフリーダ・トゥレイで間違いなく今後シーンを牽引していく才能溢れるアーティスト。サウンドこそ違うが、サマラ・ジョイのデビュー時に匹敵するインパクトのヴォーカルで、“Frida Touray is an undiscovered gem”と絶賛されている。
★フリーダ・トゥレイはスウェーデン出身でロンドン在。幼少時は両親(父親はガンビア人/母親はスウェーデン人)の影響でレゲエに親しみ、ビヨンセやアリシア・キーズ、さらにはエヴァ・キャシディから大きな影響を受ける。2014年に音楽専門学校BIMM(British and Irish Modern Music)Instituteロンドンを卒業。2015年からUKのシンガー・ソングライター、リアン・ラ・ハヴァスのバック・ヴォーカルを務めサム・クロウをリーダーとする新世代ジャズ/フューチャー・ソウルの「ネイティヴ・ダンサー」にも参加している。その後もリアム・ギャラガー、エド・シーラン、エリー・ゴールディング、シネマティック・オーケストラ他のツアーやレコーディング共演、2020年にはリアン・ラ・ハヴァスの新作やジョーダン・ラケイがコモンをフィーチャーした「Signs」では共作者として参加した。さらに2022年にはゴールディーのデュオ・プロジェクト“Subjective”のシングル「Lost」でトム・ミッシュと共にfeat.アーティストとして参加している。
★本作は2022年に配信のみでリリースされたフリーダの初EPに、Editionスタジオでのライヴ録音と、ストリングス・クアルテットを加えた教会でのライヴ録音を追加したデビュー・アルバム。ネイティヴ・ダンサーのアルバムで聴けるヴォーカルから、さらに次のステージに昇った風格と表現力に満ち溢れた内容。全編ソウルフルで清冽なヴォーカルと、ジャジー・エレクトロなネオ・ソウル的サウンドはアンビエント的ですらある。冒頭曲「アウト・ザ・サン」はダスティン・ホフマン出演の2022年フィルム「Sam and Kate」にも使用された曲で、レトロなテープ・マシーンの最初のクリックからHOLYなコーラスへと続き、スノーポエット(Snowpoet)他の活動でシネマティック&フォーク・オリエンテッドなサウンドが特徴のクリス・ハイソンらしいプロデュース・ワークが全曲にわたって展開される。そして何よりもフリーダのシルキーな美しいヴォーカルがとにかく“スペシャル”すぎる。
1 アウト・ザ・サン Out The Sun(Chris Hyson, Frida Touray, Alex Haines)
2 ネヴァー・マイン Never Mine(Frida Touray, Yves Fernandez)
3 マン・オン・ウィングス Man On Wings(Frida Touray, Yves Fernandez)
4 ワイルド Wild(Frida Touray ,Tatjana Iljasova, Yves Fernandez)
5 メンディング Mending(Frida Touray, Samuel Crowe)
6 ワイルド (Live) Wild(Live)(Frida Touray ,Tatjana Iljasova, Yves Fernandez)
7 メンディング (Live) Mending (Live)(Frida Touray, Samuel Crowe)
8 アウト・ザ・サン (Live) Out The Sun(Live)(Chris Hyson, Frida Touray, Alex Haines)