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ホーム2023年8月REVIEWクリス・ポッター(ts,ss)の綺羅星の如き最良の姿を捉えたという点でも出色の価値がある現代流ストレートアヘッド・モーダル・バピッシュ・サックス・トリオの理想形たる超充実・絶頂ライヴ!見事!!!さすが!!!! CD JOHN PATITUCCI TRIO ジョン・パティトゥッチ / LIVE IN ITALY ライヴ・イン・イタリー
商品詳細
★依然多忙に活躍するオールラウンドなヴェテラン凄腕ベーシスト:ジョン・パティトゥッチ(1959年米NYブルックリン生まれ)の、サックス(ts&ss)のクリス・ポッター&ドラムのブライアン・ブレイドという、自身も含めて"最高峰"揃いの頂上トリオを率いての、2022年夏に行なったヨーロッパ・ツアー中イタリアでの公演の模様を収めたライヴ・アルバム。

★従来は配信のみのリリース(Three Faces Recordsより)だったが今回ボーナス・トラック2曲をプラスして日本独自、世界唯一のCD化が実現した。

★バネを利かせて鋭くウネり躍る、厚みと重みもバッチリ備わったベースのドライヴィング&スウィンギングな鳴動が絶えずこってり芳醇に濃厚なる存在感・魅惑性を放ち続ける中で、瞬発力&機動力に殊の外長じたひらすら軽やかに遊撃猛襲をカマしてくる感じなドラムの攻勢がグルーヴィー&ゲリラティックにスパイス・アクセントを形作り、一座の花形たるテナー(またはソプラノ)の自由奔放で流麗滑脱な、終始嬉々溌溂として愉しくてしようがないといったその歓喜が一音一音からダイレクトにほとばしってくる、極めて表情多彩なる敏活リリカル・インプロヴィゼーションが鮮やかなまでにフレッシュ&テイスティーこの上なしの華を成した、全編ノリと旨味と人情の泉たる音空間に心地よくハマらせ、胸躍らせてくれる白眉の会心打内容。

★歌心とスイング感と情緒性を何より大切にした、ノリ具合やアクションのあり様にはこの三者ならではの幾分奇抜で変則的なところもあるものの、基本はあくまでごくストレートアヘッドな現代流モード系バップ・ジャズの正統らしい覇気軒昂で歯切れよさ満点のイキイキした驀進が続き、リーダーであるパティトゥッチ(b)の、ある時はシャープで精緻な圧倒的ドライヴ感を齎し、ある時はちょっと粘っこくスピリチュアルに熱い哀歓エモーションを朗々と唄い上げ、またある時はエレキベースに持ち替えてファンク・グルーヴ・カラー全開でノリノリに猛ハッスルする、というポジティヴな気合と開放的パワーのみなぎった奮戦も随所に煌めくような見せ場を提供する中で、実質的な主役を務めるポッター(ts,ss)の陽気でおおらかで喜怒哀楽に富んだ超絶カラフル・スウィンギンな即興ワザ=悔いなき伸びやかな完全燃焼ぶり(ズバ抜けた練達技巧と研ぎ澄まされた高度センスを誇る自在・孤高の才人ポッターであるが、本作では決して背伸びをせず等身大で真っ直ぐに誠心誠意を尽くす姿勢が好もしい限り!)が冴えに冴え渡って、文句なしにスカッと胸のすく壮快な豊饒地帯を創出している。

→ここでは"フィーチャリング・ソロイスト"の役回りにとことん興じきる、といった印象の、至極真っ当なモーダル・ハード・バッパーとして甘すぎずシリアスすぎず絶妙の均衡点を保って実に楽しそうに泳ぎ回るその明るく元気で威勢のいい立ち回りが、この上なく爽やかで清々しさ抜群の眩い輝きを見せており、テナーでの、ロリンズの流れを汲んだハード・ドライヴ感溢れるブルージーなまろやか節であったり、コルトレーン→ブレッカー系統の奏法をソフト化・マイルド化した勇猛咆哮であったり、ソプラノに持ち替えての尖った音色を活かしつつの半メディテイティヴなスピリチュアリティ漂う哀切さえずり鳴きブロウであったりと、その根底には鍛えに鍛え抜かれたスーパー・ハイテクニックの裏打ちが認められるものの、そういうことはあまり意識させずどこまでもシンプル・ストレートにポッターなりの大衆派エンタテインメントの真髄を目指す、という徹頭徹尾誠実真摯な芸風のあり様は説得力も格別で心洗われる思いだ。何げに色彩感も十二分にあの手この手でシャキシャキとスリリングに迫るブレイド(ds)のキレのある活躍もまた秀逸。

1. Visa
2. Out West
3. Three Pieces of Glass
4. Mali
5. Echoes of Scarlatti: In Memory of Chick Corea
6. Without a Song
7. And I Love Her (ボーナストラック)

Chris Potter クリス・ポッター (tenor saxophone on 1, 2, 4, 6) (soprano saxophone on 3, 5)
John Patitucci ジョン・パティトゥッチ (bass on 1, 2, 3, 6) (electric bass on 4, 5)
Brian Blade ブライアン・ブレイド (drums) (percussion on 5)

2022年夏イタリアでのライヴ録音
(Three Faces Records原盤)

レーベル:インパートメント (Inpartmaint Inc.)

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します


国内制作CD


クリス・ポッター(ts,ss)の綺羅星の如き最良の姿を捉えたという点でも出色の価値がある現代流ストレートアヘッド・モーダル・バピッシュ・サックス・トリオの理想形たる超充実・絶頂ライヴ!見事!!!さすが!!!! CD JOHN PATITUCCI TRIO ジョン・パティトゥッチ / LIVE IN ITALY ライヴ・イン・イタリー[AGIP 3782]

販売価格: 2,640円(税込)
数量:
商品情報
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インパートメント
ライブ作品
Three Faces Records
★現代最高峰のジャズ・ベーシストの一人、ジョン・パティトゥッチ。

★ウェイン・ショーター、チック・コリア、ノラ・ジョーンズやマイケル・ブレッカーなどの巨匠から起用され、近年は自身のプロジェクトでもエレクトリック・ギター・カルテットやソロ・ベース、ブラジル音楽を取り上げたトリオ・アルバムなど精力的に活動するパティトゥッチの最新作。

★クリス・ポッター(sax)、ブライアン・ブレイド(drums)とのトリオでのコード楽器を排したトリオ編成で行ったヨーロッパツアーのイタリア公演を収録した今作は、巧みなアーティキュレーションを駆使し腕の立つこの3人にしか出来ない時間と空間を支配した美しい世界を築きこれぞジャズの醍醐味が味わえます。

★エレキベースに持ち替えトライバルなグルーブが印象的なM4は09年発表の『Remembrance』に収録されていた楽曲、チック・コリアへのオマージュを曲にしたM5、ジャズスタンダードのM6などを収録した傑作ライブアルバム『Live in Italy』が日本限定CDで発売。(メーカーインフォ)