★現代ジャズ・ピアノ界の重鎮にして、新世紀を代表するジャズ・ピアニスト、ブラッド・メルドー。
彼が2002年に発表した、それまでのストレートなジャズ・スタイルを発展させ、新たなジャズのサウンドスケープを初めて提示した名作『LARGO』が、発売から20周年を記念して初めて2枚組アナログ盤となって登場する…!
★新世紀を代表するジャズ・ピアニストとして、ジャンルを越えて、多くのアーティスト、ミュージシャンからも賞賛を浴びる鬼才ブラッド・メルドー。近年も、グラミー賞を受賞したこともあるオルフェウス室内管弦楽団とのコラボレーション作品『VARIATIONS ON A MELANCHOLY THEME』(2021年作品)や、2022年3月に発表したプログレッシヴ・ロックから受けた音楽的インスピレーションと深い思索から生まれた作品『JACOB'S LADDER』、そして今年2月に発表した、ビートルズの楽曲に新たな解釈を加え、ソロ・ピアノで披露した作品『YOUR MOTHER SHOULD KNOW: BRAD MEHLDAU PLAYS THE BEATLES』を発表、どん欲なまでの音楽的探求心を表現し続けている、まさに鬼才という名にふさわしいアーティストだ。
★そんな彼が、スタンダードでストレートなジャズ・スタイルを発展させ、エレクトロニックな楽器との融合や、ポップス・ミュージックに独自の解釈を与える新たなジャズ・サウンドを初めて世に提示した作品が、今から20年前となる2002年に発表した『LARGO』だった。この名作の発売20周年を記念して、このアルバムが初めてアナログ盤となって登場することとなった。
★このアルバムは、ブラッド・メルドーとプロデューサーのジョン・ブリオン(フィオナ・アップルやエイミー・マン、エリオット・スミスなどを手掛ける)が、オリジナル楽曲に加え、レディオヘッドの「Paranoid Android」やビートルズの「Dear Prudence」といったカヴァー曲を、電子楽器を使って実験的に創り上げた作品だ。それまでのピアノ・トリオやソロといった形式のスタイルから離れた最初のアルバムであり、ロサンゼルスでの生活の中で集めてきた音楽的経験の集大成とでもいうべきサウンドを聴くことができる名作だ。
★このアルバムに関して、メルドーはこうコメントしている:
「ルーファス・ウェインライトやフィオナ・アップル、エリオット・スミスやエイミー・マンといった、素晴らしい沢山のシンガー・ソングライターの音楽を初めてそこで聴いたんだ。彼らの曲を聴いて、良質のポップ・ソングというものの素晴らしさを改めて深く感じた。その奥深さは、ジャズとはまったく異なり、何かと何かを組み合わせながらそれを強力かつ簡潔なものとして彫り込むことさ」(メーカーインフォ)
LP 1.
SIDE A
1.When It Rains
2.You're Vibing Me
3.Dusty McNugget
SIDE B
4.Dropjes
5.Paranoid Android
6.Franklin Avenue
LP 2.
SIDE C
7.Sabbath
8.Dear Prudence
9.Free Willy
SIDE D
10.Alvarado
11.Wave / Mother Nature's Son
12.I Do
ブラッド・メルドー (ピアノ、ヴィブラフォン、プリペアド・ピアノ)
ジョン・ブライオン (ギター #4、プリペアド・ピアノ #5、ギターシンセサイザー #11,チェンバリン #11)
ラリー・グレナディア (アコースティックベース #1,2、トリーテッド・ベース #9)
ダレク・オレシュキェヴィッチ (アコースティックベース #2-6,#8,#10,#11)
ジャスティン・メルダル=ジョンセン (エレクトリックベース #4,10,11、エレクトロニクス #4,11)
マット・チェンバレン (ドラムス #1,3-7,9,11、シェイカー #2,8、パーカッション #4,8,9、タブラ #10)
ホルヘ・ロッシィ (ドラムス #2,9、パーカッション #9)
ジム・ケルトナー (ドラムス #2,5,8、スネアドラム #3、ヴィブラフォン #6、プリペアド・ピアノ #10)
ヴィクター・インドリッツォ (ドラムス #4,10,11、パーカッション #4,10)
デヴィッド・ショスタク、スティーヴ・クジャラ (フルート #1,12)
エミール・バーンスタイン、ゲイリー・グレイ (クラリネット #1,12)
アール・ダムラー、ジョン・クラーク (オーボエ #1,12)
ピーター・マンデル、ローズ・コリガン (バスーン #1,12)
ウィリアム・ライヒェンバッハ (トロンボーン #3,5,6)
ジョージ・B・サッチャー (バストロンボーン #3,6)
ケネス・クグラー (バストロンボーン #5)
ダニエル・ケリー、フィリップ・ヤオ (フレンチホルン #3,6)
ジェリー・フォルサム、ジョセフ・マイヤー (フレンチホルン #5)
2001年4月2日-8日 カリフォルニア州ハリウッド キャピトル・レコーディング・スタジオ 録音
在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します
輸入盤(見開き)2枚組 LP