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ホーム2023年4月REVIEWマイルド・メロディック&ブルージー・テイスティーな人情味と旨味に満ちた吟醸妙技が続出する3管フロント純正ハード・バップの会心打! CD BEN JANSSON SEXTET ベン・ジェンソン / LIVE AT “D-BOP” JAZZ CLUB
商品詳細
★以前自己名義によるPKO盤やドラマー:フレッド・ナップと組んだ自主盤が好評を集めていたことがあった、米ミシガン州アナーバー出身でここ数年は日本(札幌)に住んでいるテナーサックスの逸材:ベン・ジェンソンの、今作は日本人の精鋭達を伴った3管セクステット基本(後半3曲にギター加わる)での、札幌のジャズクラブ"D-Bop"におけるライヴ編。

★厚みがあってカラフル&クールな重層的3管アンサンブルが颯爽と清やかに轟いた後、肉太でコクのあるトーンのテナーが粋渋の極みとも云うべきとことんハード・バピッシュ&ブルージーな旨口フレーズを朗々と歌い、おぼろに翳ったスモーキーな音色でアーシー節を唸るトロンボーンや、キュッと絞りの利いた鳴音も勇ましくイナセに跳ね躍るアルト、キレと滑らかさを併せ持ったタッチでファンキー・バップの王道を突き進むピアノ、らがこれに続いてイキで華やいだ見せ場を溌溂と繋いでゆく、全編ごくオーソドックスな"ハード・バップの権化"たる快進撃が横溢してスカッと昂揚させ、豊かなウマみを満喫させてくれる安心の充実内容。

★歌心とスイング感を何より大切にし、ブルース・フィーリングやバップ・スピリットも自ずとたっぷり備わった、ひたすらモダン・ジャズの伝統を重んじる明朗娯楽指向のメロディック&ハートウォーミングな吟醸感溢れる妙演、が和やかかつ愉しげに展開してゆき、リズム・セクションの堅実にしてニュアンス濃やかな安定律動力抜群のバックアップ、に頼もしくも温かく支えられつつ、ジェンソン(ts)を始めとする銘々の誠心こもった気さくそうな人情味も満点のソロ奮戦が、何ともアジに豊饒世界を創出してゴキゲンだ。

★ジェンソン(ts)の、柔らかな丸みと微妙に煤けたシブめの風合いを湛えた音色も大層味わい深く、徹頭徹尾純正ハード・バッパー気質の芸風を貫き陰影に富んだビタースウィートな燻し銀っぽい哀愁メロディーを滑脱に、丁寧に綴ってゆくその、穏やかな落ち着きと包容力を感じさせる中々悠然としたスムース・ブローイング(基本はレスター系)がとりわけ懐の広い妙味を発揮して傑出している他、森川(as)の結構男っぽくやんちゃさを振りまく熱血エモーショナル咆哮や、酒本(tb)のじっくりと地の底へ降りてゆくようなこってり芳醇なダウン・トゥ・アース吹奏、山下(p)の玉転がしタッチによるブルージー&ソウルフルな"粋道"まっしぐらの勇み肌ワザ、長沼(g)の後半に現れてはクリスチャン〜ケッセル系とファーロウ〜バレル筋を掛け合わせた風なジャズ・ギターの真髄至芸でまんまと座をさらうホットなテイスティー・グルーヴぶり、といった辺りもそれぞれ千両役者たる存在感十二分のおいしい活躍を見せていて好印象。

1. X-Change Rates 10:00
2. Heatstroke 10:32
3. This Way And That 10:27
4. Alfie 8:26
5. Translation 9:15
6. Workin' 10:00

Ben Jansson ベン・ジェンソン (tenor saxophone)
Arisa Morikawa 森川 ありさ (alto saxophone except 4)
Hirotsugu Sakemoto 酒本 廣継 (trombone except 4)
Yasushi Yamashita 山下 康 (piano)
Masaya Yanagi 柳 真也 (bass)
Osamu Uno 宇野 修 (drums)

*special guest:
Tatsuru Naganuma 長沼 発 (guitar on 4, 5, 6)

2022年8月5-6日北海道-札幌の"D-Bop" Jazz Clubでのライヴ録音

レーベル:"D-BOP" RECORDs

在庫有り
CD


マイルド・メロディック&ブルージー・テイスティーな人情味と旨味に満ちた吟醸妙技が続出する3管フロント純正ハード・バップの会心打! CD BEN JANSSON SEXTET ベン・ジェンソン / LIVE AT “D-BOP” JAZZ CLUB[DBOP 013]

販売価格: 2,640円(税込)
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商品情報
テナーサックス奏者Ben Janssonのライブアルバム!カウント・ベイシー楽団にも在籍した名テナーサックス奏者。
フロント3ホーンのこれぞ王道といえるオリジナルバップチューンは聞きごたえ満点。

アメリカデトロイト出身のテナーサックス奏者、Ben Janssonのライブアルバム。カウント・ベイシー楽団の一員だったこともあり、自己のグループで活動する以外に、Aretha Franklin, Patti Labelle ,Diane Schuur等有名ボーカリストの歌伴もこなした俊英サックス奏者。ミディアム以上のアップテンポは、エモーショナルな活気あるハードドライビングで、起伏に富んだバッピシュなアドリブ・ラインが魅力。バラードもスタン・ゲッツを思わせるイマジネイティブな吹奏を聴かせる秀逸なライブアルバム。(新譜インフォより)