★1975年にフレンチ・ジャズ界の重要人物ジェフ・ギルソンによるレーベルPALMに残されたエクスペリメンタル・ジャズの怪作。
★ストレートなフリー・ジャズのエネルギーも感じさせながら、チック・コリアのような美しい旋律を聴かせたり、シンセサイザーの導入やプログレッシブ・ロックバンド、マグマのメンバーでもあったキーボード奏者ミシェル・グレイエが参加することでテクニカルかつ表現力豊かな演奏を聴かせています。それまでフランスにおいてフランソワ・テュスクやギルソンが築いてきたジャズとは違った側面を聴かせようとする意識が多分に感じられる興味深い内容です。
1枚のアルバムの中に多くのタイプの楽曲が収録されているため、悪く言えば取っ散らかった印象もあるかと思いますが、その収拾のつかなさと、それでも表現しようとする本作のエネルギーはまさにジャケットの写真に近いイメージなのではないでしょうか。オリジナル盤はなかなか見つけるのが難しくお値段も張るので是非本盤でお楽しみください!!(新譜案内より)
SIDE A
1.Triton I 0:43
2.Kaïna 8:40
3.Theme For An Unknown Island 2:57
4.Fébrile Et Solitaire Voice [Recitant] – Denis Duhaze* 4:35
5.Une Bien Curieuse Planete 4:22
SIDE B
1.Mr J.C. For Ever 4:06
2.Nostalgique Futur 2:33
3.Droit D'Asile 11:08
4.À L'ombre Des Forces Obscures - Triton II 4:07
François Jeanneau(Tenor Saxophone,Soprano Saxophone,Flute,Synthesizer,Electric Piano,Piano,Percussion)
Michel Grailler(Electric Piano,Piano,Synthesizer,Percussion)
J.-F. Jenny-Clark(Contrabass,Percussion)
Bernard Lubat(Drums,Percussion)
1975年9月16日,17日 Studio Palm 録音
(Palm – PALM 22原盤)
在庫有り
輸入復刻盤 180g重量盤LP