★アビー・リンカーンを讃え、彼女の画期的な1959年オリジナル・リリースのLP「Abbey Is Blue」が180g重量盤LPで特別に復刻!
★Cohearent Audio社のケビン・グレイ氏によってオリジナルのアナログ・テープから丁寧にリマスターされ、RTI社でのプレス商品。
★アビー・リンカーン(1930-2010)は、偉大なジャズ・ヴォーカリストの一人というだけでなく、公民権運動の熱心な活動家であり、熟練したソングライターであり、才能ある女優であり、刺激的な教師でもあった。Anna Marie Wooldridgeとして生まれたリンカーンは、クラブ・シンガーとしてのスキルを磨き、ロサンゼルスでさまざまなステージ・ネームで活動していた。ビリー・ホリデイやルイ・アームストロングなどの影響を受けたリンカーンは、独特の感情豊かな声を持ち、すぐに業界関係者の注目を集め、1950年代半ばには、ニューヨークの有名なジャズ・レーベル、リヴァーサイド・レコードとレコーディング契約を結んだ。
★1957年から1959年にかけて録音されたリバーサイドでの3枚のアルバムは、リンカーンが自分の創造性の限界に挑戦し、ソニー・ロリンズ、フィリー・ジョー・ジョーンズ、ベニー・ゴルソン、そして後に夫となるマックス・ローチといった革新的な同時代のミュージシャンたちと一緒に仕事をしていることを示している。
★本作『Abbey Is Blue』は、リンカーンにとって4枚目のスタジオ・アルバムであり、リヴァーサイドでの最後のレコーディング作品で多作なリンカーンの作品の中でも傑出したタイトル。グレート・アメリカン・ソングブックからのスタンダード曲を中心としたそれまでの作品とは一線を画し、タイトルが示すように、シンガーは厳粛かつ内省的に、世界の厳しい現実を歌う一方で、彼女のヴォーカルの才能が発揮され、リンカーンは曲の歌詞の内容をソウルフルに体現している。
★このアルバムを共同でプロデュースしたリヴァーサイドの共同設立者であるオーリン・キープニュースによると、『Abbey Is Blue』の各トラックはリンカーンが慎重に意識して選んだものだという。1946年に上演されたオペラ「ストリート・シーン」からクルト・ワイル/ラングストン・ヒューズ作曲の「ロンリー・ハウス」、1928年の無声映画「Laugh, Clown, Laugh」のカッティング・テーマ、そしてモンゴ・サンタマリアがオスカー・ブラウンの歌詞を用いたジャズ・スタンダード「アフロ・ブルー」、批評家たちへの大胆なメッセージとなった「Let Up」などを収録。
★キープニューズ曰く、「アビーのレコードの中でも最高の歌唱であることは間違いないし、レコーディング中もそうであったように、私も今思うのだが、このアルバムはシンガーが長い間に制作したアルバムの中で最も効果的で感動的なものの一つである」という名盤。
SIDE A
1.Afro-Blue
2.Lonely House
3.Let It Up
4.Thursday’s Child
5.Brother, Where Are You?
SIDE B
6.Laugh, Clown, Laugh
7.Come Sunday
8.Softly, As in a Morning Sunrise
9.Lost in the Stars
10. Long as You’re Living
Abbey Lincoln(vo)
Kenny Dorham(tp:M-2,4,7,8,9)
Tommy Turrentine(tp:M-1,3,6,10)
Julian Priester(tb:M-1,3,6,10)
Stanley Turrentine(ts:M-1,3,6,10)
Les Spann(g:M-2,4,7,8,9;fl:M-5)
Wynton Kelly(p:M-2,4,5)
Cedar Walton(p:M-3,6)
Phil Wright(p:M-7,8,9)
Bobby Boswell(b:M-1,3,6,10)
Sam Jones(b:M-2,4,5,7,9)
Philly Joe Jones(ds:M-2,4,5,7,8,9)
Max Roach(ds:M-1,3,6,10)
Recorded in New York; Spring and Fall, 1959.
在庫有り
完全限定輸入復刻盤 180g重量盤LP