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ホーム2022年9月REVIEWマイルド・メロディアス&ブルージー・テイスティーなド真っ当のソロ合戦がハートフルに盛り上がりを見せる王道2管ハード・バップの鑑! CD NEIL SWAINSON ニール・スウェインソン / FIRE IN THE WEST
商品詳細
★カナダ・ジャズ界を代表する正統派モダン・ベースの最高実力者=ヴェテラン重鎮:ニール・スウェインソン(1955年カナダ-ブリティッシュ・コロンビア州ヴィクトリア生まれ)の、久しぶりとなる単独名義でのリーダー・アルバム、=ブラッド・ターナー(tp)、ケリー・ジェファーソン(ts)、リニー・ロスネス(p)、ルイス・ナッシュ(ds)とのオールスター2管クインテットによる一編。

★バネを利かせて力強くウネり跳ねる重厚敏活なベースの鳴動が絶えず頼もしげに屋台骨を形作る(或いは背後から睨みを効かせる)中で、フロント2管の王道ハード・バップの化身然としたイキのいいい立ち働きや、ソリッド&スクエアーに抑制ある旨味のツボを醸成するピアノ、などが凛々しく風格に満ちたテイスティー・グルーヴィーな見せ場を飾り、巧まざる滑らかさの中に結構手数の多いさすがの芸達者ぶりを発揮するドラムのカラフルなバックアップもきららかに魅力を放った、全編ド真っ当な直球型ブルージー・スインギー快演が連続して歯切れよくもスッキリ清やかに昂揚させてくれる、安定安心の充実内容。

★歌心とスイング感に重点を絞り、ブルース・フィーリングやバップ・スピリットも自ずと潤沢に備わった、人情派娯楽路線の鑑とも云うべき極めて親しみやすい伝統志向のハード・バピッシュ演奏、が和気溌溂と展開され、随所に浮かび上がってはハートウォーミング&スピリチュアルなこってりコクのあるソロを聴かせるスウェインソン(b)の座長ぶりも、揺るぎなくデリシャスに際立つ中で、ターナー(tp)、ジェファーソン(ts)、ロスネス(p)らのバッチリ腰が据わっていながら節度や余裕、落ち着きを絶やさない、哀愁とガッツ溢れるアドリブ活躍がスカッとした晴朗なる盛り上がりを見せてゴキゲンだ。

★ターナー(tp)の、ピリッとした程好いスパイス感と背筋の伸び具合を湛えつつシャキシャキ・キビキビと敏捷に立ち回るドライな闊達ブロウ、が精悍凛々にしてハートフルでもある大層フレッシュな妙味を揮っており、またジェファーソン(ts)の、グリフィン辺りの流れを汲みながら多少モーダル領域へ入るところもあるものの、どちらかと云えば純正ハード・バッパー的な気質の強い、ひたすら滑脱に渦巻きウェイヴを描き続ける誠実そうな吹鳴が芳醇かつリラクシングな旨口オーラを放って傑出、加えてロスネス(p)の、一貫して気品とゆとりを堅持しながら落ち着いた息遣いでクール・スマートに憂愁的ロマンティシズムを映し出す「抑え役」っぽい作法に適ったリリカル・プレイも、端正で含蓄深い練達の冴えを見せて豊かな余韻を残す、といった具合で、ソロ・コーナーは多彩そして超美味な云うことなしの大豊作ぶりを示している。

01. Fire In The West
02. Fool's Gold
03. Cascades
04. Standing Back
05. Fell Among Thieves (ts-p-b-ds quartet)
06. Kyushu
07. Late Afternoon
08. Near North (tp-p-b-ds quartet)
09. Gone Away
10. Silver Mine

Brad Turner (trumpet except 05)
Kelly Jefferson (tenor saxophone except 08)
Renee Rosnes (piano)
Neil Swainson (double bass)
Lewis Nash (drums)

2021年11月18&19日カナダ-ブリティッシュ・コロンビア州ラングリー(Langley)のPineapple Sound録音

レーベル:Cellar Music (Cellar Live)

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

見開き紙ジャケット仕様CD


マイルド・メロディアス&ブルージー・テイスティーなド真っ当のソロ合戦がハートフルに盛り上がりを見せる王道2管ハード・バップの鑑! CD NEIL SWAINSON ニール・スウェインソン / FIRE IN THE WEST[CM 111821]

販売価格: 2,100円(税込)
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商品情報
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CELLAR LIVE

★カナダ・シーンで好調な活躍を続けるベーシスト、ニール・スウェインソン。

★本作では、カナダ・ジャズの名手達、ブラッド・ターナー(tp)ケリー・ジェファーソン(ts)にアメリカのベテラン実力者、ルイス・ナッシュ(ds)リニー・ロスネス(p)を加え、叙情的アンサンブルワークと力強くストレートな各々のソロを、たっぷりとフィーチャーし渾身の演奏を聴かせてくれます。

Executive producers : Cory Weeds and Giulio Recchioni
Produced by Cory Weeds and Neil Swainson
Recorded at Pinapple Sound in Longley,BC
on November 18 and 19,2021
Engineered by Dave Pugh
Mixed and Mastered by Chris Gestrin
Photography by Cory Weeds
Design and layout by John Sellads