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ホーム2022年5月REVIEW粋でイナセでファンキー・バピッシュな溌溂ピアノ弾奏や野太くこってりしたコクを放つテナー咆哮が旨味芳醇に見せ場を飾った壮快ハード・バップ世界! CD JOHN LEE ジョン・リー / THE ARTIST
商品詳細
★バークリー音大に学び、同校卒業(2016年)後はカナダのヴァンクーヴァーで活動してきた韓国出身の若手ベーシスト:ジョン・リーの初リーダー・アルバム、=マイルス・ブラック(p)&カール・アレン(ds)とのトリオを基本に、3曲ではコリー・ウィーズ(ts)も加わってくる体制での一編。

★バネとウネりを利かせてヘヴィー&敏活に波打ちドライヴする分厚いベースの鳴動も頼もしげに存在感を放ち、またドッシリ安定したグルーヴを齎す中で、歯切れよく石を転がすような硬質タッチ・ピアノの、ファンキー・バピッシュな吟醸節であったりモーダル・ダイナミックなエネルギッシュ・アクションであったりの闊達プレイが粋に華を成し、一部に登場するテナーの野太くコクのある咆哮も「ハード・バップの権化」然とおいしい彩りを添えた、トータルとしては結構イナセげで軽みのある洒脱めのバピッシュ世界が創出されて小気味よくノセ、和ませる快演内容。

★明快で親しみやすいメロディーの美とイキのいい鋭敏なスイング感、を何より大切にした、ブルース色も濃い極めてオーソドックスな旨口バップ演奏が抜群の緊密チームワークのもと溌溂と展開され、バッキング時にあっても手を代え品を代えの多彩な遊撃ぶりで豊饒にウマみを醸成するアレン(ds)の、さすが熟達した懐深い活躍や、随所に浮かび上がっては幾分か粘っこく雄弁に歌いまくるリー(b)の勇み肌っぽい猛ハッスルぶり、もしっかりテイスティー・グルーヴィーに魅力を際立たせるその途上で、実質主役を務めるブラック(p)の、ノリよくセンスのいい歌心満点のアドリブ奮戦が青嵐の如く、または醸造酒の如く爽やかかつ芳醇に見せ場を飾ってゴキゲンだ。

→時折モード的手法を使うところもあるものの、その本性は紛れもなく「ファンキー系の純正ハード・バッパー」であり、角張り感と玉転がし感を混在させたブロック・コード弾きを活かしてアーシーでソウルフルなオールド・アメリカン調のブルージー小唄、的フレーズを綴って見せる辺りの瀟洒なウィットっぽさや硬派バップならではのソリッド&スクエアーな質感を湛えた弾鳴のあり様は、ちょっと職人気質なイメージもあって好感度バツグン。加えて、現れるやいなや旨味濃厚な極太吹鳴でまんまと主役の座をさらうウィーズ(ts)の攻勢(さすがの大ボスぶり?)も壮快。

1. Soul Leo
2. Carl's Blues
3. Softly As In A Morning Sunrise
4. Life Is A Beautiful Thing
5. September In The Rain
6. The Artist
7. Fabienne
8. Blues On Sunday

Miles Black (piano)
John Lee (bass)
Carl Allen (drums)
Cory Weeds (tenor saxophone on 1,7,8)

2021年10月24日カナダ-ブリティッシュ・コロンビア州ラングリー(Langley)のPineapple Sound録音

レーベル:Cellar Music (Cellar Live)

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

見開き紙ジャケット仕様CD



粋でイナセでファンキー・バピッシュな溌溂ピアノ弾奏や野太くこってりしたコクを放つテナー咆哮が旨味芳醇に見せ場を飾った壮快ハード・バップ世界! CD JOHN LEE ジョン・リー / THE ARTIST[CM 111620]

販売価格: 2,100円(税込)
数量:
商品情報
CELLAR LIVE

★ベーシスト、ジョン・リーのデビュー作品。主流派シーンで活躍を続けるドラマー、カール・アレンを迎え、マイルス・ブラック (p) コリー・ウィーズ (ts)らCELLAR LIVEの名手達と組んだカルテット演奏です。

★馴染みの曲を選曲した正統派ジャズレーベルCELLAR LIVEらしいモダン・ジャズ作品。

Recorded in Pineapple Sound in Langley BC
on October 24th,2021
Engineered by Dave Pugh
Mixed and mastered by Chris Gestrin
Cover Art by Takao Fujioka