★入荷予定時期が当初のご案内より遅れるとのことです。
★NYでジョン・パティトゥッチに師事したこともあり、伊ジェノヴァを拠点にヨーロッパ一円で精力的に活動、過去15年来Music Center、Effemusic、BlueArt、Jazzit等から着々とリーダー・アルバムを発表し高い評価を得てきた、音楽教職者でもあり優れた作編曲家としても鳴らすイタリアの実力派ベーシスト:マッシミリアーノ・ロルフ(1973年生まれ)の、今回はピアノ・トリオによるG・ガーシュウィン集。
★バネとウネりを充分利かせてハード・ドライヴ感も満点に泰然と波打つ、重厚で太く骨芯の据わったベースの鳴動が、堅実で精確かつ表情豊かな安定したビート・グルーヴ感を醸成し、またある時は歌心やスピリチュアリティ全開で雄弁に自己主張もして、温かで深い包容力と雄大なスケールを実に頼もしく発揮し提供し続ける中で、前面で主役を務めるピアノの、折り目正しく歯切れよさと潤滑流麗さを併せ持った透明感あるストーン・タッチによる、バップやモードの定番イディオムを踏まえながら、とりわけファンキー系統の粋な小唄的リラックスめフレージングやゴスペルの匂いも仄めくイナセげでダイナミックなグルーヴ節、といった何より「ブルース」を肝とする哀愁とガッツみなぎった吟醸肌のアプローチに確たる本領・本性を見せる、そのひたすらメロディック・スインギーな人情娯楽的プレイが旨味もたっぷりに堂々たる華を成し、また背後からシャキシャキと敏活闊達に鋭く空気を刻んでゆくかのようなドラムの、中々小回りの効いた爆発的パンチ力ある援護射撃も百発百中っぽく的確にスイング感アップ!に貢献した、全編明快でノリよくエンターテイニングな真っ当演奏が横溢して、スッキリ清々しく愉しませてくれる安心の好演内容。
★インティメイトな和んだムードとイキのいいダイナミックな乗り具合や躍動感を絶えず堅持した、歌謡的メロディーの美ならびに律動驀進調のスイング性を何より大切にしての真っ向勝負な大衆派ハード・バップ快演、が嬉々溌溂と展開され、リーダー:ロルフ(b)の適度に粘り気があって濃い情魂を宿したウォーキング(ちょっと駆け足っぽかったりも...)妙技が、そこかしこでこってり芳醇な醸熟のコクを伸びやかに振りまく超旨口な道程の途上、ピアノのT・ペラッツォ(1996年生まれの若手注目株!)がロルフとの「主役の座争い」にイキイキ興じる風な、極めてオーソドックスかつ極めてテイスティー・グルーヴィーな晴朗至芸を軽やかに、滑脱に繰り出し続けて絶好調だ。
→伝統的バップ・ピアノの語法にキッチリ則ったソリッド&スクエアーな殺陣調の堅牢燻し銀フレージングや、モード色を加味したパーカッシヴ&パッショネートな剛健節、といった辺りの硬派で雄渾なる男気の発散ぶりもさることながら、やはり最得意と思しき、アーシー&ソウルフルな勇み肌の吟醸職人・唄い手然とイキに、風流に熟した哀歌的メロディーを紡ぐ「ブルージー路線」にこそ、モチベーションも殊の外高く熱気もみなぎりノリにノッたその真髄が遺憾なく伸び伸び揮いきられていて、痛快この上なし。
01. Suite from Porgy and Bess - It Ain't Necessarily So
02. Suite from Porgy and Bess - Bess, You Is My Woman
03. Suite from Porgy and Bess - I Loves You Porgy
04. Suite from Porgy and Bess - There's A Boat That's Leavin' Soon For New York
05. Suite from Porgy and Bess - My Man's Gone Now
06. Suite from Porgy and Bess - Summertime
07. A Foggy Day
08. Love Walked In
09. Who Cares?
10. The Man I Love
11. How Long Has This Been Going On?
12. Someone To Watch Over Me (solo bass)
13. But Not For Me
14. Embraceable You
Tommaso Perazzo (piano except 12)
Massimiliano Rolff (double bass)
Antonio Fusco (drums except 12)
probably2020年12月20日録音
レーベル:
Challenge
★カートでお選びください。
輸入盤CD
国内仕様輸入盤CD
在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します
CD