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2021年10月REVIEW
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大衆派志向な人情娯楽的ハード・バップ・ピアノ・トリオの王道を揺るぎなく突き進む、気さくげで親しみやすくもしっかり渋旨な極上の豊饒世界 CD JOE FARNSWORTH ジョー・ファンズワース / CITY OF SOUNDS
商品詳細
★ワン・フォー・オールやエリック・アレクサンダー、ハロルド・メイバーンのカルテットでお馴染み、また、ジョージ・コールマン、ベニー・ゴルソン、ファラオ・サンダース、カーティス・フラー、ホレス・シルヴァー、ダイアナ・クラール等々、幅広いネットワークで数多くの大物アーティスト達をバックアップし、自己名義のリーダー・アルバムもCriss CrossやVillage、ヴィーナス、Smoke Sessions他から着々とリリースして好評を博してきた、NY主流派シーンのトップ・ドラマーの一人:ジョー・ファンズワース(1968年米マサチューセッツ州ホルヨークまたはサウス・ハドリー生まれ)の、今盤は、好評だった前作「Time to Swing」と同じくケニー・バロン(p)&ピーター・ワシントン(b)と組んだ最強ピアノ・トリオによる快編。
1. New York Attitude (Barron) 5:39
2. The Surrey With The Fringe On Top (Rodgers / Hammerstein II) 7:17
3. Ojos Cariñosos (Farnsworth) 7:44
4. Bud-Like (Barron) 5:51
5. Moonlight In Vermont (Suessdorf / Blackburn) 6:53
6. City Of Sounds (Farnsworth) 4:02
7. No Fills (Farnsworth) 8:34
8. Softly As In A Morning Sunrise (Romberg / Hammerstein II) 8:02
Kenny Barron (piano)
Peter Washington (bass)
Joe Farnsworth (drums)
★本作は前作「Time To Swing」に引き続き、名ピアニスト、ケニー・バロンが参加。軽快に展開されるピアノソロに、ジョー・ファンズワースと付き合いの長いベーシスト、ピーター・ワシントンとがタイトなリズム隊として下支えする、ご機嫌なピアノトリオ作となった。それもそのはず、ジョー・ファンズワースはピアノトリオ編成でマッコイ・タイナー、シダー・ウォルトン、ハロルド・メイバーン、ハンク・ジョーンズ、デビッド・ヘイゼルタイン、ELEWらと共演を遂げており、元来このスタイルが得意なのである。