NADJA 21
*1970年代を中心に数々の名作を生みだしたレーベル Nadja をアップデートした“Nadja21”からのリリース。
ECMを中心に活躍するNYダウンタウン・シーンのボス、ティム・バーンと相棒のクリス・スピードが「バッド・プラス」のリズム隊を得て、スインギーにブロウするオーネット・コールマン作品集!録音も秀逸!!
■ Broken Shadows は 2017 年にサックス奏者ティム・バーンが中心となって結成された 4 人組のプロジェクト。ティム・バーン、クリス・スピード、リード・アンダーソン、デイブ・キングからなり、全員がアメリカのジャズ・シーンで著名な存在として知られる、オールスターといった陣容だ。グループ名 / 本作タイトルはオーネット・コールマンの曲名に由来。
■ 4 人いるメンバーは、2 人ずつに非常に強いつながりがある。サックス奏者のティム・バーンとクリス・スピードは1992年から一緒に演奏を続ける気心の知れた仲。ベーシストのリード・アンダーソンとドラマーのデイブ・キングは共にミネアポリス出身、35年以上もの間一緒に演奏を続け、ロックとジャズを融合した魅惑のピアノトリオ、バッド・プラスのリズム・セクションを務めた。ティムとクリスの奔放なブロウを盤石のリズム隊が支えるという絶妙な配置となっている。
■プロジェクトは地元NYブルックリンに限定して活動。バンドの基本ルールは「1オリジナル作品なし2リハーサルなし3ステージ上の譜面なし4予め仕込みをせず、過去 50 年間のジャズでほとんど使われたことのない斬新なアプローチを用いること。ただし、ソロは短く。」
■ブルックリンの Korzo Restaurantで行われたライブアルバムを『Broken Shadows Live』というタイトルで 2020 年にデジタルリリース。本作はそのスタジオ録音盤。オーネット・コールマン、デューイ・レッドマン、チャーリー・ヘイデン、ジュリアス・ヘンフィルなど、テキサス州フォートワースに縁のあるアーティストの作品を収録している。
■ライナーノートを寄せたブランフォード・マルサリス曰く、「ダリウス・ミヨーにお墨付きをもらえるメロディーが、ほぼ全曲にある。誰にでも伝わりやすく、口ずさみやすい、ポケットに突っ込んで家に持って帰りたくなる歌なのだ。楽曲が即興演奏の道具としてぞんざいに扱われる時代にあっても、このバンドの表現手段はあくまで楽曲なのだ。」「収録された 12トラックは、哀歌、ありのままに堂々とスイングするナンバー、そしてひたすら楽しい曲まで多種多様、そこには、感情を呼び覚ますあらゆる色彩が備わる。この音楽を楽しむのに、和声の理解は必要ない。アーティストの意図をくみ取るために聴き手が予習をする必要もない。ただレコードをかけ、心を開いて耳を傾けるだけでいい。」
■名曲、名演奏、そして秀逸な録音。音楽の魔法がここにある。
■ライナー解説、ブランフォード・マルサリス
↑メーカーインフォより
Recorded and mixed by Marc Urselli May 21st and 22nd 2018 at East Sound NYC, New York.
First released 2019 vinyl only in a six records box set on Newvelle Records (except Street Woman and Comme ilFaut).
CD remastered December 2020 by Huntley Miller HM Mastering Minneapolis.