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ホーム2021年9月REVIEWインティメイト&ハートウォーミングにして軽妙瀟洒なウィットも光る幽玄深き寛ぎ抒情派ラウンジ・バップの特級品!小粋の極み!!! CD REINHARDT WINKLER ラインハルト・ヴィンクラー / LET'S FACE THE MUSIC
商品詳細
★シモーネ・コップマイヤー(vo)のバック等で辣腕を揮ってきたオーストリアのキャリアある実力派ドラマー:ラインハルト・ヴィンクラー(1970年オーストリアのハルトベルク郡生まれ)の、本盤は、コップマイヤー作品で度々組んできた、ジョン・ディ・マルティーノ(p)(全曲参加)、ヴォルフガング・プシュニヒ(as)(1曲参加)、S・コップマイヤー本人(vo)(1曲参加)の他、ハリー・アレン(ts)も登場してくる(5曲参加)変動的小コンボ体制での、滋味漂う和んだ一編。

★歯切れよくシャープ&タイトにキチッと整った安定律動性と推進パワーそして開放感を悠々体現するドラムの、おおらかな包容力と芸の細かさを兼備したニュアンスに富むサポートに頼もしく支えられ、導かれながら、落ち着いた調子で抑制あるマイルド・ブルージーな寛ぎ吟醸ワザを端正に紡ぐピアノや、レイジー・スモーキーで温もりとけだるさが渾然一体化した脱力型のスムース・テナー、ウォーム&ドライヴィングに朗々と美メロを歌うベース、らが節度と余裕を失うことなくリラックスした息遣いで泰然げに見せ場を飾って、何とも粋なウマみと余韻を満喫させてくれる快適内容。

★肩肘張らないインティメイトな和み気分とジェントルマンたる洗練された気品や背筋の伸び具合、がごくナチュラルにキープされた、何より歌心とスイング感を最重視する親しみやすくて分かりやすい、そして瀟洒なウィットっぽさやエレガンスも随所に窺える、趣味よき抒情派ラウンジ・バップの鑑とも云うべき端麗滑脱快演がひたすら穏やかに、流れるように進められてゆき、1曲1曲はわりかし簡潔にまとめられた小気味のいい好テンポの道程の中で、銘々の、巧まずして制御並びに洒落心の利いた、イキで雅趣あるソロ・プレイが軽やかに冴え渡ってゴキゲンだ。

★アレン(ts)の、音数を絞ってちょっとストイックともとれる質素な立ち居振る舞いに終始し、後には靄(もや)の如く奥深い幽玄が残る、という、一貫してリキみを解いた自然体の身構えを保った中におのずと洒脱なジェントルイズムが垣間見える吹鳴のあり様、がとりわけさすがの熟成ぶりを見せていて風流この上なく、また、折り目正しく作法に適った立ち働きに徹しつつさりげなく構成センスの卓抜さもチョチョイのチョイと発揮するディ・マルティーノ(p)や、ラストに颯爽と登場して抑えの効いた丁寧な、丹誠溢れる優しくも美麗なる節回しで涼しげに座をさらうコップマイヤー(vo)、といった辺りの「品格」と「落ち着き」を肝とした活躍も実に余情豊かでグッとくるものがあり、これまた格別。

01. Don't Be That Way (4:22) (ts-p-b-ds quartet)
02. Let's Face The Music And Dance (4:22) (p-b-ds trio)
03. Let The Drums Speak I (1:59) (solo drums)
04. Mr. Bojangles (4:32) (ts-p-b-ds quartet)
05. Beatrice (4:17) (p-b-ds trio)
06. Lucky Mojo (3:44) (ts-p-b-ds quartet)
07. Emily (5:19) (p-b-ds trio)
08. Let The Drums Speak II (1:42) (solo drums)
09. Idaho (4:35) (ts-p-b-ds quartet)
10. Poinciana (4:50) (as-p-b-ds quartet)
11. Flamingo (4:35) (ts-p-b-ds quartet)
12. Why Should I Care? (3:48) (vo-p-b-ds quartet)

Harry Allen ハリー・アレン (tenor saxophone on 01, 04, 06, 09, 11)
John Di Martino ジョン・ディ・マルティーノ (piano)
Boris Kozlov ボリス・コズロフ (bass)
Reinhardt Winkler ラインハルト・ヴィンクラー (drums)
Simone Kopmajer シモーネ・コップマイヤー (vocal on 12)
Wolfgang Puschnig ヴォルフガング・プシュニヒ (alto saxophone on 10)

2021年作品

レーベル:Challenge

こちらで試聴出来ます。

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スリーブケース仕様CD


インティメイト&ハートウォーミングにして軽妙瀟洒なウィットも光る幽玄深き寛ぎ抒情派ラウンジ・バップの特級品!小粋の極み!!! CD REINHARDT WINKLER ラインハルト・ヴィンクラー / LET'S FACE THE MUSIC[CR 73526]

販売価格: 2,280円(税込)
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商品情報
CHALLENGE

☆オーストリアの多才なドラマー、ラインハルト・ヴィンクラーのリーダー作!
☆ハリー・アレン、シモーネ・コップマイヤー、ジョン・ディ・マルティーノら豪華ゲストが参戦したスタンダード集!

■シモーネ・コップマイヤーのアルバムへの参加で知られるオーストリアのジャズ・ドラマー、作曲家、教師、ラインハルト・ヴィンクラーのリーダー作がオランダのChallenge Recordsより登場。ヴィンクラーは長年オーストリアのキルヒシュラーク音楽学校で教鞭を執り、多くの国でもワークショップを開催、ドラムの教本なども出版し、オーストリアのポップ・ロック・バンドSTSやジャマラディーン・タクマなど最先端のアーティストと共演、現代音楽シーンでの活躍など幅広い才覚を発揮するミュージシャンです。

■このアルバムでは、ハリー・アレンを始めとし(12曲中5曲はアレンをフィーチャー)、シモーネ・コップマイヤー、ロマンティック・ジャズ・トリオのピアニスト、ジョン・ディ・マルティーノなど豪華アーティスト達をソロに立てた魅惑のスタンダードを聴かせてくれます。名プレイヤー達を支えるさすがの安定感はもちろん、M3、M8の「Let the Drums Speak」では爽快で技巧的なドラム・ソロも披露しています。(新譜案内より)