★セロニアス・モンクの未発表ライブ音源が発掘され、ジャズの名門、ヴァーブよりリリースされる。
●モンクの未発表ライヴ音源は過去にもリリースされていますが、これまでと大きく異なるのは、本作が収録された場所がカルフォルニア州パロ・アルトにある普通の高校だということ。キング牧師が暗殺され、全米が人種差別に揺れていた1968年10月、ジャズを通して人々の結束を願う一人の男子高校生の思いに応えてモンクが出演した学内コンサートを全編収録しています。
★モンクの代表曲である「ルビー・マイ・ディア」、「ウェル・ユー・ニードント」「ドント・ブレイム・ミー」「ブルー・モンク」「エピストロフィー」「スウィートハート・オブ・オール・マイ・ドリームス」の6曲が収録される。(メーカーインフォ)
1. ルビー・マイ・ディア
2. ウェル・ユー・ニードント
3. ドント・ブレイム・ミー
4. ブルー・モンク
5. エピストロフィー
6. スウィートハート・オブ・オール・マイ・ドリームス
セロニアス・モンク (piano)
チャーリー・ラウズ (tenor saxophone)
ラリー・ゲイルズ (bass)
ベン・ライリー(drums)
1968年10月27日、カリフォルニア州パロアルトにて録音
(STEREO)
*英文ライナー日本語訳付
★【ライブが行われるに至ったストーリー】
時は1968年、公民権運動の立役者であり、黒人解放運動のシンボルでもあったマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が暗殺され、人種間の緊張が高まり、いつどこで何が起きるかわからない不穏な空気が全米を支配していた。彼の死をきっかけに同人種間でも派閥闘争が生まれ、もはやありとあらゆるコミュニティは分裂の危機を迎えており、カルフォルニア州にある町、パロアルトも、この出来事とは無縁ではなかった。そんな中、モンクの大ファンだった高校生、ダニー・シャーは「自由」を象徴するジャズで再び人々の結束を高めようと、当時、絶大な人気を博していたモンクを高校に呼ぼうと試行錯誤を重ねる。当初はモンクが高校でライブをするなんて、と話を真に受けない人も周囲にはたくさんいたが、ダニーの思いはモンクへ届き、牧師の死から半年後の10月27日、ついにライブは行われ、大成功を収めることとなった。
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国内SHM-CD