★古くから海外ミュージシャンの招聘やレコードの輸入に熱心だった日本は世界有数のジャズ大国であり、ジャズマンたちにとっても大切な活動の場/市場となっていた。様々な交流を持つなか、来日したミュージシャンが日本で録音したり、日本のプロデューサーが現地に赴いて録音したりと、日本でのみリリースされた作品も少なくない。なかでも海外ミュージシャンの作品制作に力を入れていたのがトリオ・レコードである。ハードバップからフリージャズまでその数は膨大で、クオリティも高い。近年世界的に再び注目を集める“日本制作作品”。その魅力に迫る。
★ドラマーとしての地位を不動のものにしていたジャック・ディジョネットが、ピアニストとして腕を振るった作品。ジョージ大塚と古野光昭を迎えての東京録音。バド・パウエルやマッコイ・タイナーに影響を受けたというそのプレイは真摯で重厚。優れたピアノ・トリオ・アルバムとして評価すべき作品である。(メーカーインフォ)
1. マッコイズ・チューン
2. ファン・カリプソ
3. マイノリティー・ブルース
4. ジャックズ・ブルース
ジャック・ディジョネット(p, メロディカ)
ジョージ 大塚(ds)
古野 光昭(b)
1973年8月6日 イイノホール東京 録音
オリジナル発売年1973年
解説:原田 和典
監修:尾川 雄介
在庫有り
CD