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ホーム日本のジャズ (JAZZ IN JAPAN)妖しい情念漂う美しき管楽器の吹鳴と奇怪でアナーキー・ノイジーな硬質ギター・インプロがフレッシュ・スリリングに交錯する充実の未発表ライヴ! CD 高柳 昌行 阿部 薫 (NEW DIRECTION) / ライヴ・アット・ステーション '70 高柳 阿部 1970 Live at STATION '70
商品詳細
★鬼才:高柳昌行(g)(1932年旧東京府の芝生まれ、1991年死去)の主導するライフワーク的なユニット・プロジェクト、ニュー・ディレクションの、これは、名盤:「解体的交感」を生んだ阿部薫(as,尺八,hca)とのデュオ体制による、1970年5月〜6月に録られていた未発表ライヴ(於STATION)音源の初ディスク化。

★生々しく切迫したインプロヴィゼーション全2トラックが聴かれる。陰影濃く怪しい情念を孕んだ尺八のエモーショナルな吹奏・咆哮が熱波を伴いつつスリリングかつ切々と轟き、かと思えばより牧歌的で流麗そしてまろやかなハーモニカ・プレイがちょっと仄々と長閑に詩的情景を描出、対するギターの、アブストラクトに徹した記号的・打楽器的で雑色な掻き鳴らし様も、シュール&ビザールに異形の頓狂音響を嬉々飄々とマイペースで形作って独自のグルーヴをも醸成、一転して2トラックめでは、アルトサックス&エレキギターの爆音バトルとも云うべき激烈な破壊攻撃的ヴァイオレント・インプロの応酬、が屈強に繰り広げられて誠にエキサイティングな昂揚感が齎されもする、といった具合に、全編フレッシュな驚きと感動に満ちた敢闘の連続で耳も釘付けの濃密内容。

★概ね、トラック1では、阿部流のバラード表現と云えそうな哀愁漂うおおらかな「歌いっぷり」で、結構朗々と味のある、しかもしっかり美しいリリシズム世界・ロマンティシズム世界が丹念に形成されてゆき、かたや高柳の、ちょっとディレク・ベイリー辺りに通じるところもある適度にヒネクレたきめ細かく表情多彩なゴソゴソ・モゾモゾ・ヒタヒタした雑音攻勢が、阿部とは好コントラストを成しながら無脈絡に、隠微に怪異な空間を創出して毅然と対峙し続ける、という、バランス&アンバランス感覚絶妙の半情緒的サスペンス街道が実に濃やかに展開されていて、瑞々しさ抜群。
★一方トラック2では、両者がばっちりテンションをシンクロさせつつ過激に、暴力的にアナーキーな乱闘を交わすかの如き灼熱のノイズ音のぶつかり合いが延々と(但、残念ながら5分弱で切れる)不屈に、精悍軒昂に炸裂しまくって大いに沸かせ、興奮させてくれる。→という、アルバムとしては少々短めだがしかし、中身のギッシリ詰まった充実の道程が終始清新気分のまま満喫できる。見事。

1. Thursday / Gradually Projection (18:36)
2. Jha / Mass Projection (4:48)

高柳 昌行 (acoustic guitar on 1) (electric guitar on 2)
阿部 薫 (尺八, harmonica on 1) (alto saxophone on 2)

#1:1970年6月18日STATIONでのライヴ録音
#2:1970年5月または6月STATIONでのライヴ録音

レーベル:Jinya Disc

在庫切れ
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国内制作CD

妖しい情念漂う美しき管楽器の吹鳴と奇怪でアナーキー・ノイジーな硬質ギター・インプロがフレッシュ・スリリングに交錯する充実の未発表ライヴ! CD 高柳 昌行 阿部 薫 (NEW DIRECTION) / ライヴ・アット・ステーション '70 高柳 阿部 1970 Live at STATION '70[B 33]

販売価格: 2,630円(税込)
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商品情報
JINYADISC

高柳の書斎に50年間眠っていた阿部薫との伝説のセッション!!

★ジャズベット(4/29発売)に続く、世紀の大発掘音源-第2章-本棚の一番奥から埃まみれの1本のテープが見つかった。テープと一緒にレコード化する際の1枚のメモ。凝縮された密度の高い究極のマスプロジェクション。2人の息遣いまで聞こえるリアルなグラジュアリープロジェクション。おそらくこれは2人のDUOでは最高の作となるでしょう。(JINYADISC 斉藤安則)