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ホーム日本のジャズ (JAZZ IN JAPAN)硬質でタフでダイナミック・グルーヴィー、なおかつアーシーでファンキーな伝統的ブルースの旨味も潤沢に備わったさすが!熟達ピアノの痛快名演!!! CD 大西 順子 JUNKO ONISHI / PRESENTS JATROIT - Live at BLUE NOTE TOKYO
商品詳細
★円熟にしてなおチャレンジング&アタッキングな快進撃を続ける、本邦個性派モダン・ピアノの別格的才媛:大西順子(1967年京都府久世郡城陽町=現・城陽市生まれ)の、本盤は、デトロイトの猛者連(ベースのロバート・ハースト&ドラムのカリーム・リギンス)と組んだ新トリオ・プロジェクト:JATROITによる、ブルーノート東京での公演の模様を捉えた気合爆裂!24年ぶりのライヴ・アルバム。

★端正でいて歯切れよく強堅でもある、潤いと陰影に富んだストーン風タッチのピアノが、ある時は繊細端麗にロマンティックな美旋律を綴り、ある時は豪快敏活でパワフルな力学性を全開させつつダウン・トゥ・アースにこってりした真っ黒いブルース節を繰り出し、またある時は十二分に抑制を利かせながら折り目正しく軽妙クールにコンテンポラリー・フォーキーな牧歌的フレーズを紡いで、メリハリの利いたエモーショナルかつドラマティックなストーリーラインを堂々と、そして泰然と描き出して確固たる中々濃い口の魅力を揮いきった、その根底にはしっかり熱いパッションと醸熟のブルース魂が揺るぎなく脈打つ渾身の敢闘内容。

★硬派で渋いバップイズムとブルージーな黒さを変らず底流させ、ダイナミックなスイング感や粋な歌心もバッチリ備える、ビシッと芯の通った勇壮凛々の現代バピッシュ熱演、が精悍溌剌げに展開され、安定律動性とフェイント遊撃力を連動発揮するキレ味シャープなリギンス(ds)や、随所で前面に出張ってきては饒舌なほど唄いに唄いまくる縦横無尽のハースト(b)、らに結構猛然とプッシュされ、煽られながら、大西(p)の、一貫して骨太く凹凸にも富み、かつまた極めてハイテンションに、水を得た魚の如くひたすら嬉々として跳ね躍り泳ぎ舞う、その奔放自在(&苛烈)でポジティヴな勢いと威風に溢れた前のめりの突撃疾駆ぶりが、誠に鮮やかにただならぬキレを、冴え渡り様を見せていて壮快この上なし。
→落ち着いた折り目正しい細やかなアプローチの美しさもさることながら、本盤ではどちらかと云うと、少々荒っぽいほどのアクロバティカルさで起伏も激しく縦横に押しまくり、ガキゴキ暴れ廻る、ド迫力の大立ち回り攻勢にこそ遺憾なく本領=神髄!が顕示されている感があり、そうしたハード&ワイルドな烈々猛々たる体当たり的アクションの中にも、アーシーだったりファンキーだったりの芳醇な旨味がシカと息づいていて、全体としては大いに感動的な、ドラマツルギー充分の密度も高い流れに自ずと仕上がっている、といった辺りは全く見事。ガツンと一発ブチのめされました。反省します。

1. Harpsichord Session -Opening- 作曲:カリーム・リギンス
2. Meditations For A Pair Of Wire Cutters 作曲:チャールズ・ミンガス
3. Morning Haze 作曲:広瀬 未来
4. The Threepenny Opera 作曲:大西 順子
5. Very Special 作曲:大西 順子
6. GL / JM 作曲:菊地成孔
7. Harpsichord Session -Closing- 作曲:カリーム・リギンス

大西 順子 Junko Onishi (piano)
Robert Hurst ロバート・ハースト (bass)
Karriem Riggins カリーム・リギンス (drums)

2019年2月ブルーノート東京でのライヴ録音

レーベル:Somethin' Cool

在庫有り
国内制作CD

硬質でタフでダイナミック・グルーヴィー、なおかつアーシーでファンキーな伝統的ブルースの旨味も潤沢に備わったさすが!熟達ピアノの痛快名演!!! CD 大西 順子 JUNKO ONISHI / PRESENTS JATROIT - Live at BLUE NOTE TOKYO[SCOL 1034]

販売価格: 2,920円(税込)
数量:
商品情報
SOMETHIN' COOL

デトロイト発・世界的リズムセクション、ロバート・ハーストとカリーム・リギンスとタッグを組んだ大西順子のプロジェクト「JATROIT(ジャトロイト)」。今年2月に開催されたブルーノート東京での公演が、パッケージ化!

★大西順子は、ニューヨークの名門ジャズ・クラブ「ビレッジ・バンガード」にて1994年日本人で初めてリーダー公演を行った『ビレッジ・バンガードの大西順子』『ビレッジ・バンガードII』の二部作、そして翌1995年のモントルー・ジャズ・フェスティバル出演を記録した『プレイ・ピアノ・プレイ – ライヴ・イン・ヨーロッパ』、合計3枚のライヴ・アルバムをこれまでに発表。今作は、そこから実に四半世紀弱の時を経てリリースされる、待望のライヴ・アルバムの最新版となります。
★大西順子の在米時の拠点はニューヨークでしたが、トランペットのマーカス・ベルグレイブとの活動を介して、デトロイト出身のミュージシャンたちとは深い親交があり、大きな影響を受けてきました。カリーム・リギンスは98年のアルバム『フラジャイル』への参加やライヴでの共演歴もある盟友。ロバート・ハーストは大西にとって憧れの存在であり、互いに存在を長らく意識しながらも、今回初めて共演が実現したという点にも注目です。プロジェクト名の「JATROIT(ジャトロイト)」は、JAPANとDETROITを掛け合わせた造語で、カリームが命名しました。
★今回の特別なトリオの為のトラックリストは、大西のダイナミックな演奏が存分に活かされたライヴならではのピアノはもちろん、それを支えるのみにはとどまらない、ベース&ドラムによる想像を超えるリズムと技巧を存分に体感できる選曲となっています。特にトラック(2)(4)(6)は、これまでの大西の作品内では管楽器入りの大編成でしか収録されたことがありませんでしたが、このたび初めてトリオ編成で収録されます。また、(3)は昨年リリースのセクステット作に参加し大西がその作曲センスを絶賛したトランペッター広瀬未来が本プロジェクトの為に特別に書き下ろし。そんな豪華さのなかに佇む(5)のバラードには神々しさも漂います。カリームのリズミカルでリリカルなオリジナルをオープニングとクロージングに配置し、聴く者をライヴの空間へと誘います。
★ジャケットおよびパッケージのデザインは、数多くのミュージシャンやフェスティヴァル・イベントとのコラボレーションで活躍中のペインターNOVOLが担当。ライヴ・ペインティングさながらの、ステージ上の迫力ある丁々発止を投影したデザインに仕上がりました。(新譜案内より)