★依然気合の入りまくった進歩的・意欲的躍進を続けるお馴染みイスラエル出身の人気個性派ベーシスト:オメル(オマール?)・アヴィタル(1971年イスラエルのGivatayim生まれ)の、今回は、NY最前線で活躍する同郷の盟友たちを集めた、2サックス&ピアノ&ドラムとの新生クインテット:Qantarを率いての、またまたアツイ一作。
★バネを利かせて力強く弾み躍る肉太ベースや、キレと跳ねのいい爆発的なパンチ・キック!をカマしてくるドラム、らにビシバシと煽られながら、エネルギッシュで歌謡性一杯の熱血サックス陣や、ソリッド&スクエアーかつブルース・テイスト濃厚なピアノ、らが猛々しい覇気をみなぎらせて中々剛健に見せ場を繋いでゆく、抜群の昂揚感とグルーヴが堪能できる敢闘内容。
★硬派で雄々しく武骨げでいて、歌心もバッチリ備わった、今日流のリズミカル・ビートに乗せた熱情的なモーダル・バピッシュ奏演が、ひたすら精悍軒昂に展開され、銘々の、腰を据えて悔いなく完全燃焼するエモーショナルなソロ奮戦が、スカッと壮快に、そしておおらかに盛り上がりを呈してゴキゲンだ。
Yuria(ss,ts)の、コルトレーンの影もチラつかせつつスピリチュアル&アグレッシヴに烈しく疾駆する大立ち回り咆哮や、Levin(ts)の、バップとファンクの間を自在に往来する旨味たっぷりの滑脱ブロウ、Ladin(p,key)の、アーシー・ソウルやキャッチーなメロディー・センスに富む反面、苦味走ったハードボイルドな硬質さもビシッと立ち昇らせる劇的活躍、そしてアヴィタル(b)の、ちょっとフォーキーっぽくもある雄渾かつ温かい唄性に満ちた機敏な立ち働きなど、各人の、曲想とも相まって微細にイスラエル的エキゾティズムをも仄めかしながらの語り口が、風格堂々の冴え渡り様を見せて、説得力も絶大。
1. One Man's Light Is Another Man's Night
2. Hamina
3. Bambolero
4. Daber Elay Africa
5. Beauty And The Beast
6. Immigration
7. Turkish Coffee Blue
8. Coolsong
9. Know What I Mean?!
Asaf Yuria (soprano saxophone, tenor saxophone)
Alexander Levin (tenor saxophone)
Eden Ladin (piano, keyboards)
Omer Avital (bass)
Ofri Nehemya (drums)
2018年作品
レーベル:
Agate (Zamzama Records原盤)
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