★益々好調な快進撃の続く、重鎮ドラマー:ジェフ・ハミルトン(1953年インディアナ州リッチモンド生まれ)率いる鉄壁レギュラー・トリオ(feat.タミール・ヘンデルマン-p)の最新作、=今回はサンペドロ(LA)でのライヴ編。
★圧倒的な推進パワー、圧倒的なスイング感をもって歯切れよく勢いよく突撃するドラムの大躍動ぶり、に強力にプッシュされながら、粒立ちよくも骨芯のしっかり据わったクリアー・タッチのピアノが、歌心とブルース・フィーリングとバップ魂に満ち満ちた、メロディアス&ダイナミックな晴れやかプレイを溌剌と繰り出して、超ノリよく超おいしい堂々の絵を飾りきった会心打内容。
★親しみやすくも旨口なメロディーの美と力強い安定律動的ノリのよさ、にしっかり貫かれた、人情味も満点の「単純明快娯楽活劇」的バピッシュ奏演が終始楽しげに連続し、スケール雄大でいて巧まず精妙巧緻なシャープネスもみなぎったハミルトン(ds)や、重厚でコク味こってりかつ鋭敏闊達なLuty(b)、らのストロングなサポート(各々ソロ活躍場面も結構頻出)に頼もしげに支えられつつ、実質的な主役を担うヘンデルマン(p)の、パワフルでいてリキんだところのない伸びやかなアドリブ活躍が、文句なしにスカッとしたゴキゲンな豊饒地帯を形成してゆく。
→オスカー・ピーターソン辺りの流れを汲んだ、イナセでファンキーで俊敏豪快なノリノリの吟醸アクション節!、に胸のすくような清々しくも芳醇なる本領がバッチリ発揮されており、一方、バップorモードの定番イディオムにキッチリ則った締まりある表情(ハードボイルド調?)の硬質スウィンギン弾奏や、テンダー&ロマンティックな耽美性と抒情センスを十二分に活かした哀愁バラード、といった転回にもそれぞれ新鮮な妙味があり、興趣は何げに多彩で飽きさせることがない。
1. Sybiles's Day
2. Poinciana
3. Hammer's Tones
4. I Have Dreamed
5. In Walked Bud
6. Gina's Groove
7. Brush This
8. Bennissimo
9. Gary Indiana
10. Hoosier Friend
Tamir Hendelman (piano)
Christoph Luty (bass)
Jeff Hamilton (drums)
2017年1月8日カリフォルニア州サンペドロ(ロサンジェルス)のAlvas Showroomでのライヴ録音
レーベル:
Capri
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三面デジパック仕様CD