★超絶アルトで知られるボビー・ワトソンの新作はコンポジションも魅力的なストレート・アヘッド・ジャズ!!
◆1953 年カンザス州生まれのアルト・サックス奏者、ボビー・ワトソンの新作『Made in America』は、忘れられてしまったアフリカ系アメリカ人のパイオニア達に捧げたコンセプト・アルバムである。楽曲のほとんどがワトソンのオリジナルで、曲名の通り、その人物に捧げた曲となっている。
◆77 〜81年、アート・ブレイキー・ジャズ・メッセンジャーズに参加したことで注目を浴び、超絶技巧ビバップ・アルト奏者として知られるようになる。その後も自己のバンド、“Bobby Watson & Horizon”を始め、様々なバンド、セッションなどで活躍。参加したレコーディングの数は100を超える。また、コンポーザーとしても知られ、高い人気を誇る。
◆今作のベースは、ワトソンと長い付き合いのカーティス・ランディ。ドラムは、名人ルイス・ナッシュ。ピアノのスティーヴン・スコットは、ここ数年シーンから離れており、今作で復帰する形となった。
◆63歳になったワトソン。若い頃はテクニカルな面が目立ったが、今作ではビバップの語法を軸に、メロディアスなプレイに徹しており、ベテランの貫録が出始めている。そしてやはり、オリジナル曲が良い。リズミックなリフやキメ、親しみ易いメロディにコード進行。そして、どこか必ずファンキーなのは、ワトソン節とでも言うべきか。スコットのブランクを感じさせない力強いタッチ、下からどっしりと支えるランディ、全体のサウンドをグッと引き締めるナッシュと、リズム隊も頼もしい限りである。
◆期待を裏切らない、ボビー・ワトソンらしい、上質なストレート・アヘッド・ジャズだ。(新譜案内より)
1. The Aviator “for Wendell Pruitt” (Bobby Watson)
2. The Guitarist “for Grant Green” (Bobby Watson)
3. The Butterfly “for Butterfly McQueen” (Bobby Watson)
4. The Cyclist “for Major Taylor” (Bobby Watson)
5. The G.O.A.T. “for Sammy Davis, Jr.” (Bobby Watson)
6. The Entrepreneur “for Madam C.J. Walker” (Pamela Baskin-Watson)
7. The Jockey “for Isaac Murphy” (Curtis Lundy)
8. A Moment of Silence (Bobby Watson)
9. The Real Lone Ranger “for Bass Reeves” (Bobby Watson)
10. The Computer Scientist “for Dr. Mark Dean” (Stephen Scott)
11. I've Gotta Be Me (Walter Marks)
Bobby Watson(as)
Stephen Scott(p)
Curtis Lundy(b)
Lewis Nash(ds)
2016年12月13日、at Sear Sound Studio
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デジパック仕様CD