★岡山を拠点に中国シーンで活躍しているマルチ・キーボーディスト:角堂りえ(静岡県浜松市出身)の、自身は前半5曲でピアノを弾き、後半5曲でオルガンを弾いた、布川俊樹(g)参加のカルテットorトリオによる初アルバム。
★歯切れよく骨太で非常に打鍵の強いストーン風タッチのピアノの、スクエアー・バピッシュかつハートウォーミングな溌剌としたメロディック・プレイや、少々荒削りでダイナミック・ファンキーなオルガンの熱い立ち回り、が爽快に華を成し、結構ワイルド&アーシーに猛々しく追い上げてくるギターの助演も、こってり濃い彩りを添えた、エキサイティングで味わい豊かな好演内容。
★一貫してメロディアス&スウィンギンな、抒情派エンタテイメントの王道をひた進むイキのいい大熱演が展開され、角堂の、オーソドキシーに徹したバップ色濃く硬派で渋いピアノ弾奏や、エモーショナルに疾駆する吟醸ソウルもたっぷりのオルガン妙技など、ひたすら親しみやすい人情味を堅持した「明朗旨口」な活躍がゴキゲンに冴え渡り、イナセで豪快熱血&エネルギッシュな布川(g)や、圧倒的ド迫力でプッシュしてくるドラム&ベース、らの活躍とも相まって、味わい芳醇にして清々しいカタルシスを満喫できる、何ともスカッとした充実の道程に仕上げられている。
1.
The Best Things In Life Are Free
(B. G. De Sylva / Lew Brown / Ray Henderson)
2.
There Is No Greater Love
(Isham Jones)
3.
In The Wee Small Hours Of The Morning
(David Mann)
4.
No More Blues
(Antonio Carlos Jobim)
5.
Fly Me To The Moon
(Bart Howard)
6.
This Could Be The Start Of Something Big
(Steve Allen)
7.
Close To You
(Hal David / Burt Bacharach)
8.
Everything Must Change
(Banard Ighner)
9.
4000 Blues
(Rie Kakudo)
10.
For All We Know
(J. Fred Coots)
角堂 りえ Rie Kakudo (piano on 1-5) (organ on 6-10)
布川 俊樹 Toshiki Nunokawa (guitar)
若井 俊也 Shunya Wakai (double bass)
菅原 高志 Takashi Sugawara (drums)
2016年9月29日 Studio Dede(東京)録音
レーベル:自主制作
在庫有り
国内自主制作CD