★ケベックのジャズレーベルEffendiのオーナー/プロデューサーによるリーダー作品
★ベダードの国内盤としては初登場となる本アルバム『サーカム・コンティニューム』は、オーギュストの第5弾となるカルテット作だ。全13曲中9曲がベダードのオリジナルで、共演者が3曲を提供。Effendiのレコーディング・ピアニストであるジル・ベルナルドのナンバーも1曲カヴァーした。
★最後まで聴き通してみると、ベダードの自作曲が多数を占めるにもかかわらず、ベース・ソロをフィーチャーしたのはM-7,10,11あたりにとどまり、しかもソロの内容は声高に自己主張するようなものではない。その点を掘り下げれば、アルト、ソプラノ、バリトンのサックス3本を使い分けるサミュエル・ブレイスの役割と存在感が浮き彫りになる。ベダードの人生で一瞬だけ通り過ぎていった邦人女性にちなんだ即興的なM-5、ソプラノ&ピアノ・ユニゾンが入ったM-7等々。一人三役をこなす才人がフロントに立つことこそが、2管からワン・ホーンに変わったオーギュスト・カルテットの魅力なのだと思う。(杉田宏樹/ライナーより抜粋)
1. Coupures
2. La Silva Major
3. Face Time Oracle
4. Circum Continuum
5. Chikako
6. Les Voiles
7.Blue Mitch
8. Oelo
9. Umami de Seine
10. Vrai, Faux Printemps
11. Noirceur Passagere
12. Garissa
13. Le Gras Mollet
Samuel Blais (saxophones soprano, alto, baryton)
Felix Stussi (piano)
Alain Bedard (doublebass)
Michel Lambert (drums)
在庫有り三面デジパック仕様CD(国内盤仕様 輸入盤CD)