SPICE OF LIFE
驚異的なテクニックと優れた表現力、そして斬新なアイデア。
ザビエル、健吾、ユリシスの強力なリズム陣を得て心地よくグループする現代最高のトロンボーン・ヒーローの注目の最新作!
ニューヨークを中心に活躍する次世代のスター・ジャズ・ミュージシャンを紹介するNewStarsofContemporaryJazzシリーズ。その第4弾となるアルバムは驚異的なテクニックと優れた表現力、そして斬新なアイデアを持ち現代最高のトロンボーン奏者と称される、マイケル・ディーズの最新作である。
2015年の東京ジャズに出演し大喝采を浴びたNew Century Jazz Quintetのデビューアルバム「Time Is Now /タイム・イズ・ナウ」にスペシャルゲストとして参加している彼は、クリスチャン・マクブライド、ロイ・ハーグローヴ、ニコラス・ペイトン、チャールズ・トリバー、ルーファス・リードなどが率いるリンカーン・センター・オーケストラやディジー・ガレスピー・オール・スター・ビッグ・バンドなど現代を代表するジャズ・オーケストラのトロンボーン奏者として2度のグラミー賞を受賞。
クリスチャン・マクブライド・ビツグバンドのリード・トロンボーン奏者として昨年東京ジャズに出演、今年の2月には小曽根真 & No Name Horsesのメンバーとして日本ツアーにも参加した。ジュリアード音楽院出身でプロデューサー、作曲家、アレンジャー、ミシガン州立大学で教鞭もとり、現代のアメリカジャズシーンを牽引している若手の一人である。
その彼の最新リーダー作品に参加しているのは、クリスチャン・マクブライド・ビッグバンドのピアニストであり、作曲家、編曲家として活躍しているザビエル・デイヴィス。彼は日本でも活躍しているドラマー、クインシー・デイヴィスの兄である。ベースは既に世界のKengoとして大活躍を続ける中村健吾。力強いビートと良く歌うソロは魅力に満ちている。更にドラムスはマイケルとジュリアード音楽院以来の親友であり、今や若手のドラマーとして、ニューヨークで最も忙しいミュージシャンの一人であるユリシス・オーエンス・ジュニア。彼の叩き出す強烈なビートと卓越したドラミンゲがこのグループの大きなエンジンとなっている。
この作品で嬉しいのは11曲のうち、フレディーハバード、J.J.ジョンソン、チャーリー・パーカー、セロニアス。モンク、小曽根真の楽曲を取り上げている他スタンダードナンバーの「ブロードウェイ」、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」で心を和ませる。
更にNo Name Horsesで一緒にプレイをした中川英二郎に贈る「ブルース・フォー・エイジロー」やマイルスに捧げた「フォー・マイルス」など彼の魅力的な書き下ろし作品が4曲納められている。
近年日本ではビッグバンド・ブームなどでトロンボーンをプレイする人口が増え、有能な女性奏者もデビューしている。マイケル・ディーズの作品が大きな刺激を与えトロンボーンがいっそう注目を浴びることを期待したい。(メーカーインフォより)
Recorded April 4th 2015 at The Bunker Studio Brooklyn NewYork
Mixed and Mastered July 1st 2015 by Jim Alfredson Lansing Michigan