★リリカルでロマンティックな近未来ジャズ。キャリア初の全曲スタンダード・アルバム。
●1993年11月、東京での活動を突然打ち切り、一人アムステルダムに住み始めた。21世紀の音楽を模索したくなったのだ。Nature×Spirit×Technologyの三位一体が次の音楽を産むのでは、と思った。地球の大自然の中で吹く「地球を吹く」を始め、エレクトリックトランペットの開発にいそしんだ。打ち込み音楽も追究した。
★10年が経ち、世界の大自然の中で吹く「地球を吹く」が一段落した頃、「スタンダードをエレキラッパで吹いたらどうなるんだろう」と閃いた。試しにライブで吹いてみたら、ニューヨークの黒人の友人が "It's Space Standard !" と煽ててくれた。すぐ煽てに乗る俺は、ムーディなトラックを作るイタリア人のエラルド・ベルノッチをアムステルダムに呼び、学校の教室よりも広い俺の部屋で録音した。2003年1月だった。
★アムステルダムの雰囲気・空気感が俺のトランペットに乗り移ったんだろうか。女の子の耳元でささやくようなプレイになった。呼吸こそ異次元への扉。スタンダード・メロディーが未来へと誘う。 (近藤等則)
1 Summertime サマータイム
2 The Girl From Ipanema イパネマの娘
3 Autumn Leaves 枯葉
4 You don't Know What Love Is あなたは恋を知らない
5 In A Sentimental Mood イン・ア・センチメンタル・ムード
6 Misty ミスティ
7 Blue Monk ブルーモンク
8 My Funny Valentine マイ・ファニー・ヴァレンタイン
9 Round About Midnight ラウンド・アバウト・ミッドナイト
10 What A Wonderful World この素晴らしき世界
近藤 等則 Toshinori Kondo (Electric Trumpet)
Eraldo Bernocchi (Electric Guitar, Tracks except #8)
Channel K (Tracks #8)
在庫有り
CD