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ホーム | MODERN JAZZ 楽器別 > PIANO幽玄深くもスッキリとサバけたブルージーな旨口ピアノ円熟の名演♪ CD MONCEF GENOUD TRIO モンセフ・ジュヌ / POP SONGS
商品詳細
★スイスのジュネーヴを拠点に1980年代から精力的な活動を続け、気合とデリカシーに溢れた作品群で人気を博してきた個性派ピアニスト:モンセフ・ジュヌ(1961年チュニジアのチュニス生まれ)の、今回は、トリオによるポップ・ソングをメイン・レパートリーとした一編。

●硬角質で重みある、それでいて流麗滑脱さも自ずと備わった、陰影深く潤い豊かな、中々メリハリに富むニュアンス細かい小石風の明晰タッチによる、マイルド&ポップな歌謡フィーリングや耽美性と、硬派で渋いブルース感覚(やバップ・スピリット)、をガッチリとドッキングさせた、リズム感も抜群のダイナミックな機動的ソウルフル・プレイが、風格と旨味たっぷりの堂々たる映えを見せた会心打内容。
★ビート・スタイルは次々と多様に変化する、メロディーの美(歌謡っぽさ)と強壮でハードな躍動感、そしてブルース由来の濃い吟醸味、に満ちた、実に精悍闊達なコンテンポラリー・バピッシュ熱演が歯切れよく、好テンポ(1曲1曲はわりかし簡潔手短)で綴られてゆき、ベース&ドラムの、重厚でいてエッジの尖ったソリッドなサポートに巧くノセられつつ、ジュヌの、緩急巧みで一音一音にしっかりと確信&貫祿を感じさせる余裕のソロ活躍が、端正で含蓄豊かな、さすが醸熟の魅力を悠々放ってゆく。
★リズミカルで適宜甘さの抑えられたハードボイルドな「ブルース・アクション」、的ダイナミズム表現=硬質でスリリングな旨口ソウル節、に何とも凛々しげで懐の広い、こってり芳醇な「味」〜コクっぽさが遺憾なく揮いきられる一方、バラードでの、誠にきめ濃やかでナイーヴそうな、しっとりとした優しい耽美派ロマンティストぶりがまた清新この上なく、全体的に、スッキリこざっぱりとサバけた風合いに仕上げられつつ、滋味深い余情・余韻をシカと残してゆく、その円熟した芸風・作風も素晴らしい。

1. リトル・ウイング (ジミ・ヘンドリックス)
2. 孤独のメッセージ (ポリス)
3. 風の中のマリー (ジミ・ヘンドリックス)
4. ユリアーネ (モンセフ・ジュヌ)
5. スメルズ・ライク・ティーン・スピリット (ニルヴァーナ)
6. 故郷の人々 (トラディショナル)
7. ハートに火をつけて (ザ・ドアーズ)
8. マック・ザ・ナイフ (クルト・ワイル)
9. ベサメ・ムーチョ (コンスエロ・ベラスケス)
10. イマジン (ジョン・レノン)
11. ポインシアーナ (ナット・サイモン) Bonus Track -live
12. ハートに火をつけて (ザ・ドアーズ) alternative ver. Bonus Track

◎日本盤ボーナス・トラック:
「ハートに火をつけて」のサックス入りヴァージョン収録

モンセフ・ジュヌ Moncef Genoud(piano)
ガブリエル・スコッティ Gabriel Scotti(bass)
ヴァレンティン・リヒティ Valentin Liechti(drums)
ベン・フォンタネー Ben Fontanet (tenor saxophone on #12)

2014年4月 ジュネーヴ録音
解説:原田和典

レーベル:Muzak

在庫有り
国内制作CD

幽玄深くもスッキリとサバけたブルージーな旨口ピアノ円熟の名演♪ CD MONCEF GENOUD TRIO モンセフ・ジュヌ / POP SONGS[MZCO 1300]

販売価格: 2,470円(税込)
数量:
商品情報
MUZAK

歌心溢れる耽美なピアノ、グルーヴィーなベースと弾けるドラム。これが進行系ユーロ・ジャズ・ピアノ・トリオの決定盤!

★ユッスー・ンドゥール主演でアフリカの黒人音楽にルーツを持つジャズやブルース、ラップなどをめぐる旅を追う音楽ドキュメンタリー映画『魂の帰郷』に抜擢され脚光を浴びた盲目のピアニスト、モンセフ・ジュヌの3年ぶりとなる待望のニュー・アルバム。ジミー・ヘンドリックス、ドアーズ、ポリス、ジョン・レノン、そしてニルヴァーナまでをクールにカヴァーした話題作。

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ジャンルや時代を超えて親しまれる名曲を、鬼才ピアニストが親しみやすさたっぷりに料理する。それが当アルバムだ。モンセフ・ジュヌのアルバムが日本で出るのは約10年ぶりだが、この作品で彼は以前にも増して多くのリスナーを獲得するのではないか。そう僕は確信してやまない。〜「リトル・ウィング」や「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」など大半はロックの定番ナンバーだが、そこに「ベサメ・ムーチョ」や「マック・ザ・ナイフ」といったロック誕生以前の大古典が加わるのがなんとも不思議で、同時にそれがジャンルや時代にとらわれることのないモンセフの真骨頂なのだ、ともいえる ・・・・原田和典(ライナーより)