* 目を閉じて聴いてみると、まるで「後藤浩二が目の前でピアノを弾いているかのような音」を収録することができた。街のライブハウスで最前列に座った時のような臨場感である。いや、同じステージに立つと聴こえる音と言ってもいいのかもしれない。 岡田もこの音で、後藤とキャッチボールしていたのだ。このアルバムはひとつのマイルストーンとなるだろう。何かの物語の始まりでも終わりでもない。後藤浩二という、成長し続ける一人のピアニストの純粋な中間報告である。
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●後藤浩二プロフィール
1973年愛知県生まれ。
南山大学在学中より、名古屋市内のライブハウスを中心に活動を開始。小濱安浩,峰厚介,大野俊三,伊藤君子,ケイコ・リー,寺井尚子,土岐英史,竹内直,岡田勉,小沼ようすけ,矢野沙織,市原ひかり,中本マリ、他数多くのミュージシャンと共演。2003年のファーストアルバム『A Wonderful Time』発表後も、精力的に作品を出し続けつつ、テレビCM出演やラジオのパーソナリティとしての活動もこなしている。2005年には、J-POP竹井詩織里へ楽曲を提供するとともに、「世界 止めて -piano instrumental ver.」においても、ピアノを聴かせている(アルバム「世界 止めて」に収録)。2007年3月、ジャカルタで開催された「Jakarta International JAVA JAZZ festival 2007」に Harvey Mason(ds) 杉本智和(b) とともに“後藤浩二トリオ”として出演。2009年には、6作目となる『SOLO CONCERT』を発表。その後も、中部地区を拠点にしつつ全国のライブハウス等にて精力的に活動を続けている。
1. Now I smile (take 2)
2. First Show
3. Sophia
4. Say nothing at dawn
5. Solitaire
6. Ben's Blues
7. Somewhere in time
8. Now I Smile (take 1)