★デンマーク-コペンハーゲン・シーンで活躍する30代ベーシスト:Morten Haxholmの、テナー&ギター入りのカルテットを基本としたNY録音の初リーダー作。
●流麗滑脱で何げに小回り抜群なベース&ドラムの遊撃的(フェイント・アタック的?)スウィンギン・ビート鳴動に導かれながら、クール・スムースに伸び伸びとうねり泳ぐ肉太テナーや、起伏に富んだダーク&ビタースウィートな妖麗節を濃やかに紡ぐギター、らがスリリングで旨味たっぷりの見せ場を中々高密度に飾ってゆく好投内容。リズム・スタイルはバラエティーに富んだ、コンテンポラリー・モーダル・バップの正統らしい、シリアスでいて歌心あるリリカル・アクション・タイプの快演が小気味よく綴られてゆき、KreisbergやMenziesの、骨芯にブレなくも絶妙に肩の力の抜けた、自然体で伸びやかなソロ敢闘が何ともシブ凛々しい映え具合を見せてゆく。Menziesの、力八分目調子でふわりスイスイと軽やかに宙を遊泳するような、さりげなくスパイスの利いたポストM-BASE調の爽涼な幻想アクション、的立ち回りがミステリアス&テイスティーに冴え渡っており、一方、Kreisbergの、メロウ&アンニュイな妖しいコンテンポラリー型の物憂げフレージングと、バップやブルースの伝統的イディオムに則った渋旨な小唄節、を的確に使い分けた実に達者な役者ぶりもさすが絶好調。
1. Giacometti
2. Ezra
3. Falter
4. Reconstructed
5. Night And Day
6. Unseen
7. Cruithne
8. Out Of Nowhere
Frederick Menzies(ts on 1,2,3,6,7)
Jonathan Kreisberg(g)
Morten Haxholm(b)
Ari Hoenig(ds)
William Larsson(elp on 7)
2012年NYブルックリンのSystems Two Studio録音
レーベル:
Storyville
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デジパック仕様CD