★寺島 靖国氏が1990年代名盤の1枚として大きくとりあげられた、まさにピアノファン必聴のアルバム。入荷即完売の伝説もあるシャフラノフの代表作。北欧らしい透明感と弾むようなスイング感が印象的。
●1948年旧ソ連レニングラード生まれ、4歳からピアノを始め名門リムスキー・コルサフ音楽院で学んだ後、様々なバンド活動を行い、1973年イスラエル移住を経て1974年フィンランド-ヘルシンキに移住、以来当地を拠点に活動を続けてきたウラジミール・シャフラノフ。
★1979年イーロ・コイヴィストイネンと組んだユーゴでの処女録音に次ぐ、彼の長年のライヴ活動の根城であるヘルシンキのクラブでの1981年のライヴ録音作が先頃復刻されて大評判となったが、シャフラノフは83年頃から暫くの間アメリカ-ニューヨークに腰を落ち着けて活動していた時期があり、本盤はそのNY滞在時=90年にジョージ・ムラーツ&アル・フォスターとのトリオで吹き込まれた非常に人気の高いスタジオ・セッション作品(The Jazz Alliance原盤 TJA-10018) の待望の新装再発版。(ジャケット・デザインが変更になりました)
★おなじみのスタンダード曲群を主要レパートリーに、軽妙洒脱でスインギーな歌物っぽいリラクゼーション演奏が決め込まれ、ワンポイントの余裕と洒落心に富んだスムース&スマートな簡潔演奏の連続が誠に心地よい。概ねエヴァンス+ピーターソン、といった風合いの抒情的な節回しが主軸となるが、5他ではレッド・ガーランドにも似たファンキー&ブルージーな軽みのブロック・コード攻勢を、14他ではパウエルorモンク辺りにも通じる角張った硬質的打撃プレイも繰り出すなど、程好い振幅巾のバリエーション演出も楽しい。ムラーツ&フォスターの肩の力を抜いた手堅い職人的バックアップがまた絶品。
1 Love Walked In
2 I Rememeber Clifford
3 Giant Steps
4 White Nights
5 Bluesnost
6 Tin-Tin-Deo
7 Sad To Say
8 Lester Left Town
9 I've Never Been In Love Before
10 'Round Midnight
11 One By One
12 Django
13 Vova-Nova
14 I Mean You
Vladimir Shafranov ( piano)
George Mraz (bass)
Al Foster (drums)
1990年1月4日,5日 録音
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デジパック仕様CD
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