★ガッツみなぎるタフガイ気質の人気ピアニストO・エヴァンスの好調トリオ編。
★カッチリ硬質で骨太な、ブレなく力強い石様の角張ったクリアー・タッチによる、暗影濃いハード&シャープな重みあるダイナミズム表現と、端正で渋いビタースウィート風味の哀愁的情緒描写、を自然に一体化させた、キレ&締まり具合抜群のアクティヴ・プレイが精悍堂々の映えを見せた快投内容。
★硬派で剛健、かつ、歌心やブルージー・ソウルも充分な、ストレートアヘッド・タイプの凛々しく軒昂なスウィンギン熱演、が輪郭も太くパワフルに紡がれてゆき、エヴァンスの、甘さを抑えたハートボイルドな男気みなぎるメインストリーマーぶり、その伸びやかにして簡潔なアドリブ奮戦が好調だ。
★ハンコック的オーソドキシーを基点とした硬質・鋭角で凹凸感ある力学指向のアクション技や、それに半モンキッシュな変則アクロバティカル性を加えたガキゴキ・ガツンと迫る幾何学的大立ち回り攻勢、マッコイの流れを汲んだ熱血アグレッシヴな疾走調、などのハードめ・苦味走りめのアプローチに確固たる濃い底力を示す一方、大都会の夜の憂鬱をクール・スマートに体現したような思索性漂う端麗バラード節や、吟醸的アーシー・ソウルを歯切れよく歌い上げたファンク路線、辺りのリリシストぶりもニュアンス濃やかでGOOD。
1. Don't Call Me Wally
2. Faith In Action
3. Wheel Within A Wheel
4. Appointment In Milano
5. Matthews Song
6. Beattitudes
7. MAT-Matt
8. Love Remains
9. Two Steppin With Dawn
10. Why Not
Orrin Evans(piao)
Luques Curtis(bass)
Nasheet Waits(drums)
Rocky Bryant(drums on 3)
Gene Jackson(drums on 5,9)
2009年5月26日 NYブルックリンのAcoustic Recording録音
レーベル:
Posi Tone
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紙ジャケット仕様CD