現代感覚溢れる欧州ジャズ、特にイタリアン・ジャズを専門とする日本の新興レーベル=albore jazz(アルボーレ・ジャズ)、今回は、High Five Quintetのブレーンで鳴らしたファースト・コール・ピアニスト、その積年構想の大本命プロジェクトの始動を捉えた燃えに燃える炎のハード・バップ!第八弾!!
●ハイ・ファイヴ、ローマ・トリオ、自己名義グループ、と八面六臂の大活躍を続けるイタリアの人気ピアニスト:ルーカ・マンヌッツァ(1968年サルディニア島のカリヤリ生まれ)の、名相棒M・イオナータを含む新結成の3管セクステットによる勝負作。曲は有名ジャズメン作品群。スカッと晴れやかでいて渋い暗影を帯びた風合いもある、息の合ったホーン・アンサンブル鳴動が要所要所で気合の象徴=キメのファンファーレ然と鮮烈に閃きながら、潔く直球勝負に徹した「ハード・バップらしいハード・バップ」熱演が溌剌と決め込まれる壮快豊穣編。テーマ部分などでは、グループ・サウンドの緻密で端正なまとまり具合〜趣味よく制御された音響デザインの洗練さ、色彩美もキッチリ示されるが、基本はあくまで、ブローイング・セッション的なソロ・リレー・コーナーの伸び伸びした迫真の盛り上がり!に重点を置いた、主役を特定しないシンプル&ストレートな群像劇風のスウィンギン・ジャム大会が連続する。ピアノ者の、マッコイやハンコックの奏法を消化したストレートアヘッドなスタイルで精悍軒昂に驀進する、突き抜けたような職人バッパーぶりや、テナー者の、こってり芳醇な旨口ソウルと切迫した熱血アグレッシヴさをスリリングに交錯させる極太渦巻きブロウ、など、おいしさ抜群な個人芸の見せ場が横溢!!! 充実作。
1. Ezz-thetic
2. Short Story
3. Sweet'n'Sour
4. Litha
5. You Know I Care
6. The Big Push
7. Grew's Tune
8. On The Ginza
Andy Gravish(tp)
Paolo Recchia(as)
Max Ionata(ts)
Luca Mannutza(p)
Renato Gattone(b)
Andrea Nunzi(ds)
2009年11月5,6日イタリア-Trevignano RomanoのRiff Raff Jazf Studio録音
レーベル:
albore jazz
Luca Mannutza関連作品
「イタリアン現代ハード・バップ」の推奨作品一覧
在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します
国内制作CD