★Copeにも吹き込みを残すデンマークのテナー奏者(1975〜)のカルテット作。
★ふくよかで温か、そしてズッシリ重みあるタフネス筋っぽい風合いと、ヒンヤリ冷涼な掠れ感や潤いが微細に多々散りばめられてゆくが如きニュアンスの濃やかさ〜デリカシー、を併せ持った、トータル的には柔和げで非常に折り目正しいコク旨なトーンによる、落ち着いて一音一音に丁寧に情感を込めつつ、大きく波打つような滑脱な哀愁メロディーを歌い上げる、腰の据わった懐深いリリカル・プレイが優しくも濃厚に映えたテイスティー編。
★バラード中心のメロディアスな寛ぎ抒情派快演が続き、主役テナーの、ベン・ウェブスターからヴィブラートを除いて掠れやくすみだけを抽出し、ゲッツ風の流線的スムースさや肉太ソフト・ドライヴ感とドッキングさせたようでもある、そしてレスターやゴンザルヴェス、クイニシェット辺りの吟醸バラード表現の本質に堂々迫ってゆく、クールであり、ちょっとけだるくレイジー・スモーキーでもある、純正バッパー・タイプのブルージー・メロディストぶりがこってり渋〜い魅力を揮いきって白眉。快適。
1.If I Should Lose You
2.La Rosita
3.Someday You'll Be Sorry
4.In The Still Of The Night
5.Come Sunday
6.Petite Fleur
7.After You've Gone
8.Poinciana
9.Django
10.Bye Bye Blues
Jan Harbeck(tenor saxophone)(bcl on 9)
Henrik Gunde(piano)
Eske Norrelykke(bass)
Kresten Osgood(drums)
2007年10月〜11月デンマーク-コペンハーゲン録音
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